証言/高線量地と知らず避難/福島・浪江 沿岸部住民8000人 最高値は毎時1204マイクロシーベルト
避難者が情報の枠外に置かれたまま、津島地区の放射線量は見る見る上がった。文部科学省が15日夜に津島地区で測ったモニタリングカーの計器は毎時270~330マイクロシーベルトを指し示していた。
第1原発の敷地には放射線量を測るモニタリングポストが複数箇所に設けられている。東電は1号機が爆発した12日午後3時36分の約20分前、浪江町津島地区の方向を示す北西側のポストで測定を開始。約2分ごとにデータを取り、翌13日午前9時までに限っても548回の測定値を得た。
東電は13日午前9時以降に測った値は明らかにしたが、それまでの548回の分は5月28日まで公表しなかった。548回の中で最高値だった3月13日午前8時33分の毎時1204マイクロシーベルトも長らく世に出なかった。
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全て⇒http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111109_01.htm
(河北新報社 2011年11月09日)