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なぜなら《具体性》がまったくないからである。
メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。
リネンちゃん──メシアの弟子。
リネンちゃん アトランティス大陸は伝説では大西洋の底に沈んだことになっています。
しかし、懐疑論者の山本弘さんはと学会の『トンデモ超常現象99の真相』という本の中で、同じく懐疑論者の本城達也さんはASIOSの『謎解き超常現象』という本の中で次のようなことを言っています。
「海底調査によって大西洋に大きな陸地が沈んでいる可能性は否定されている」
メシア 私もそれらの本は読んだけど、具体性がまったくないんだよね。
リネンちゃん 具体性がない?
メシア 大西洋と一口に言ってもメチャクチャ広いよね?
また、どのような方法で調査したのかも重要なんだ。
リネンちゃん といいますと?
メシア トライミックスって知ってる?
リネンちゃん いえ、全然……。
メシア トライミックスとは深海潜水用の呼吸ガスで、これがないと調査できない場所というのがあるんだ。
リネンちゃん そうなんですか。
メシア そのほかにも高度な海洋考古学調査をおこなうには、サイドスキャンソナー、ROV、音響測深器といったものを使う必要があるんだ。
リネンちゃん それは知りませんでした。
メシア と学会とASIOSの本には、大西洋のどのあたりを、どのような方法で調査したのかがまったく書かれていない。
広大な大西洋のほんの一部を、高度なテクノロジーをもちいずに調査したなら、そりゃなにも見つからないよ。
リネンちゃん たしかにそうですね。
メシア また、『神々の指紋』で知られるグラハム・ハンコックは「もしも私に無尽蔵のお金と時間があったら、あそこの海と、あそこの海と、あそこの海を調べているだろう」といったことを言っているんだ。
リネンちゃん つまり、世界一の考古学者であるハンコックでさえ、調べたことがない海がいくらでもあるということですね?
メシア そういうこと。
これでと学会とASIOSの主張に説得力がないことがわかってもらえたと思う。
リネンちゃん はい。
メシア 最後にトドメの情報。
なんとハンコックは「大西洋に遺跡が眠っている」という旧ソ連の海洋学の資料を持っているそうなんだ。
リネンちゃん うわぁ、そうだったんですか……。
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