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第1次世界大戦を予言的中!ファティマ予言に神学的解釈など必要ない

2024-09-04 10:23:33 | 超能力/怪奇現象

 
✳️【第3の予言は神学的解釈】
 さて、そんな第1と第2の予言は1942年に公開されたものの、最後の第3の予言は同時には公開されなかった。
 
 ルチアによれば、第3の予言はまだ秘密にするよう啓示を受けたのだという。のちに「1960年まで」という期限を設けたが、その期限を過ぎても実際に公開されることはなく、結局、公開が決まったのは2000年になってからだった。この年の5月3日にファティマでおこなわれた盛大な式典にて告知があり、同年6月26日、ついに正式に公開されたのである。
 
 公開された第3の予言は、1944年1月3日に、ルチアが手紙に書いていたものだった。その中では教皇の暗殺が予言され、実際に1981年に起きたヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件によって、予言は現実のものになったとされる。
 
 しかし、本当にそのようなことが予言されていたのだろうか。ここでは実際に第3の予言は引用してみたい(『ファティマ 第3の秘密 教皇庁発表によるファティマ「第3の秘密」に関する最終公文書』教皇庁、教理省、カトリック中央協議会)。
 
 わたしたちは、マリアの左側の少し高いところに、火の剣を左手に持った1人の天使を見ました。この剣は、まるで世界を火で焼きつくさんばかりに、火花を散らして光り輝いていました。しかしその炎は、マリアが天使に向かって差し伸べておられた右手から発する輝かしい光に触れると消えるのでした。天使は、右手で地を指しながら大声で叫びました。
 
 「悔い改め、悔い改め、悔い改め」
 
 それからわたしたちには、はかりしれない光─それは神です─の中に、「なにか鏡の前を人が通り過ぎるときにその鏡に映って見えるような感じで」白い衣をまとった1人の司教が見えました。「それは教皇だという感じでした」。
 
 そのほかに幾人もの司教と司祭、修道士と修道女が、険しい山を登っていました。その頂上には、樹皮のついたコルクの木のような粗末な丸太の大十字架が立っていました。
 
 教皇は、そこに到着なさる前に、半ば廃墟と化した大きな町を、苦痛と悲しみにあえぎながら震える足取りでお通りになり、通りすがりに出会う死者の魂のために祈っておられました。
 
 それから教皇は山の頂上に到着し、大十字架の前にひざまづいてひれ伏されたときに、一段の兵士たちによって殺されました。彼らは教皇に向かって何発もの銃弾を発射し、矢を放ちました。同様に、他の司教、司祭、修道士、修道女、さらに様々な地位や立場にある多くの信徒たちが、次々に殺されていきました。十字架の両腕の下には2人の天使がいて、おのおの手にした水晶の聖水入れに殉教者たちの血を集め、神に向かって歩んでくる霊魂にそれを注ぐのでした。(トゥイにて1944年1月3日)
 
 一読してわかるとおり、予言では教皇のほかに、司教、司祭、修道士、修道女、さらに多くの信徒たちが殺されることになっている。
 
 ひるがえって1981年に起きた教皇暗殺未遂事件はどうだったか。ヨハネ・パウロ2世と女性2人がケガを負ったものの、矢を射られるようなこともなければ、死者も出なかった。その他に書かれている内容も一致していない。よって、これを的中とみなすのはかなり苦しい。
 
 ところが教皇庁によれば、予言というものは出来事が起きたあとに「神学的解釈」なるものをほどこして初めて意味があるのだという。公開当時、教理省長官だったヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現・教皇ベネディクト16世)は、予言の神学的解釈について次のように説明している。
 
 「(予言で示される)ビジョンの多くの部分は、振り返ってみて初めて解読できるものである」
 
 もしそうならば、ファティマの予言というものは、事前にはなんら具体的に事件の中身や時期を明らかにできなかったことを示している。なにか事件が起きてから、あれは予言されていたのだ、と解釈しているにすぎない。
 
 結局、ファティマの予言による的中事例とは、事後予言と神学的解釈によって生み出されたものだったのである。(本城達也) ASIOS〈検証 予言はどこまで当たるのか〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈聖母マリアの第2の予言に触れられていない〉】
 「私があなたがたに言っていることがなされるならば、多くの霊魂が救われ、平和が来るでしょう、戦争は終わるでしょう。しかし、人々が神に背くことをやめないならば、ピオ11世の御代の間にもっとひどい戦争が起こるでしょう。未知の光によって照らされる夜を見るとき、これが神によってあなたがたに与えられる大きなしるしであるということを知りなさい。神は戦争、飢饉、教会と教皇の迫害によって世界をその罪のために罰しようとしておられるのです」

 

【ピオ11世】
 前述の文はルシアが聖母マリアから授かった第2の予言の一部なのですが、一読してわかるように「ピオ11世」という人物名が明確に書かれています。

 ピオ11世の教皇在任期間は1922年~1939年。ドイツがポーランドに侵攻して第2次世界大戦が起きたのが1939年であり、聖母マリアの予言は見事に的中しています。

【まとめ】

 ●聖母マリアは第一次世界大戦を完璧に予言的中させた。

 ●ファティマの予言に神学的解釈など必要ない。

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