≪東京六大学野球 2014秋季リーグ戦≫
早大-慶大 2回戦
11月3日(月) 第1試合 試合開始:13:01/終了:15:44
観衆:22000人
早 010 001 002 4
慶 300 100 01x 5
【勝】
三宮
【敗】
大竹
【バッテリー】
(早)●大竹、竹内、有原-土屋
(慶)○三宮、明、加藤拓-小笠原
◇◇◇
早稲田が昨日に続いて連勝しての優勝を狙ったが、慶應が立ちはだかった。1回裏、早稲田の先発・大竹(済々黌・1年)の立ち上がりを攻めた慶應は、4番横尾(日大三・3年)のタイムリーや犠飛で3点を挙げる。早稲田も2回表に中澤(静岡・2年)のツーベースヒットで1点を返し、慶應の先発・三宮(慶應・3年)を崩しにかかるも、走塁ミスなどの拙攻により好機を逃す。慶應は4回裏に佐藤旭(慶應・4年)のタイムリー3ベースで突き放しにかかるも、早稲田も6回表に武藤(金沢泉丘・4年)の右翼線を破るタイムリー3ベースで応戦。
早稲田は5回裏から有原(広陵・4年)が本調子とはいえないながらも何とか慶應打線を凌いできたが、8回裏に小笠原(智弁和歌山・3年)のタイムリーで失点。慶應が5対2と3点のリードを広げて9回表へ突入。
8回に三宮を引き継いだ慶應の明(慶應・4年)は9回、早稲田の先頭5番小野田(早稲田実・4年)に四球を与え、茂木(桐蔭学園・3年)のセンターオーヴァーの2ベースで無死2、3塁とピンチを作ってしまう。ここで慶應は加藤拓(慶應・2年)にスイッチ。しかし、加藤は土屋(早稲田実・4年)の初球に暴投。2、3塁走者がそれぞれ進塁して早稲田が1点を挙げると、土屋のファーストゴロの間に3塁走者が生還。4対5と早稲田が1点差まで詰め寄る。だが、中澤(静岡・2年)がライトフライ、有原の代打の山口(早稲田摂陵・4年)が空振り三振で後続が断たれて、試合終了。これにより、早稲田、慶應それぞれ1勝ずつとなり、早慶戦の決着は3回戦へ持ち越し。したがって、明治の優勝が確定した。
早稲田は走塁ミスや判断ミスが多く、大一番に力んでしまった感じ。慶應の三宮をいい感じで捉えてはいたが、打球が正面に飛んだりと不運なところもあった。それ以上に、初回に3失点を喫した大竹が誤算だったか。
注目の有原はまだ痛みがあるのか球速もさほどなく、7、8割の投球だったが何とか1失点でまとめた。もう一人のドラフト指名選手、中村(天理・4年)はチャンスでことごとく三振。4打数ノーヒット3三振と散々の出来。慶應は1~3番がそれぞれ2安打(1~4番で7安打)を放ったが、早稲田は1~5番で2安打に留まった。ミスとこの好機を活かせたかどうかの差が最後に追いつけなかった1点に凝縮されていたのかもしれない。
◇◇◇
1回戦の記録は次のとおり。
≪東京六大学野球 2014秋季リーグ戦≫
早大-慶大 1回戦
11月2日(日) 第1試合 試合開始:13:02/終了:15:53
観衆:26000人
慶 100 010 001 3
早 100 101 10x 4
【勝】
有原
【敗】
加藤拓
【バッテリー】
(慶)●加藤拓、三宮-小笠原
(早)大竹、竹内、○有原-土屋
【本塁打】
(慶)齋藤1号ソロ(9回)
◇◇◇