*** june typhoon tokyo ***

4/28-5/4の雑記

■ 4/28 (MON)

 27日にジャイアンツ上原が2軍落ち。
「これじゃあ、メジャーなんていってる場合じゃない」という声もアチコチから聞こえますが、そういう問題ではなく、これはなるべくしてなったということだと思います。それは今季がどうのこうのじゃなくて、昨年無理にストッパーへ転向したツケが今来てしまったというだけのことです。個人的には、上原ストッパーに対しては大反対だったので、その当初からの不安が的中したというか、そのことにやっと周りが気づき始めてくれるのかというやりきれない思いが募りますね。
 
 そもそも先発とストッパーは調整方法はもちろん、投げ方(組み立て方といった方がいいですかね)が異なります。近年、メジャーの影響や投手分業制度の構築によってストッパーも高い評価を得ていますが(それはそれでいいのですが)、基本的にはゲームの大部分を支配、構築する先発の力量に足らない投手が任され易い、適任といえるポジションです。つまり、先発投手はストッパーとして起用出来ることもありますが、当初からのストッパーは先発ではなかなか通用しません。それは適材適所という以上に、さまざまな点で高いレヴェルにある先発投手にあと一歩足らないがゆえに、ストッパーや中継ぎ(セットアッパー)というポジションへ配されるということです。もちろん、専業化することで、それぞれのポジションで花開いたという好結果がもたらされるのですが。

 何が言いたいのかというと、上原は根っからの先発投手です。ですが、昨季、チーム事情でストッパーに任命されました。ここで上原は活躍をしてリーグ優勝に貢献することになるのですが、上原ほどの投球術と実力があるならば、多少調子が悪くても、1回ないし2回ほどの短いイニングであれば、能力だけで抑えきることが可能なのです。つまり、状態としては徐々に悪い方向にずれ始めていても、能力で抑えていい結果が出てしまう。結果が出るということは、悪くないという印象を自他共に与える、そして、実際はフォームに僅かなズレがあったり、コンディションが不調の兆しを見せていても、それに気づくことなく、次のシーズンを迎える…ということになります。
 
 そして、今シーズン。先発に戻った上原ですが、上体だけで抑えきるフォームが治りきらないままに開幕を迎えます。調子が悪くとも、短いイニングでは抑えられていた昨季ですが、最低5回、上原クラスなら7、8回、出来れば完投を期待される先発としては、その状態で復帰されても、打者には単なる並みの投手としてしか映りません。しかもフォークに頼る投球術ですから、ストレートがあってはじめてフォークも活きるのに、そのストレートが全く走らないのでは、打ち込まれるのも当然です。

 結論として、原巨人が昨季指揮した戦術(上原ストッパー策)の大きなツケが今来ているという訳です。
ここはしっかりと下半身を構築して、先発投手としての身体作りをしてから、復帰させてもらいたいものです。中途半端に復帰させては、オリンピックはおろか、ペナントレースや今後の野球人生に支障をきたすことにもなりかねないので。

 自分は別にメジャーでいうところのスモール・ベースボール(この言い方もなんだかなぁと思いますが)賛同者でもなんでもないので、周囲がああだこうだいうようにあれだけ4番を集めて…というやっかみはどうでもいいんですが(広島の歴代4番を引き抜いているくせにガーガー言うタイガースファンはどうかと思うし、特にそういう野球の最たるものがメジャーじゃないのかと一部のメジャー至上主義者にはいいたい)、そういうチーム構成をするならば、それに則った野球をしていかなければ、それに見合ったチーム作りをしなければいけないということです。
 つまり、5回までに少なくとも4、5点獲って、相手から闘争心を奪って勝つという先行逃げ切り型で勝負しないといけないのです。その余裕を与えれば、今の投手陣(の状態)でも充分にやっていけるはずです。
 ですが、蓋を開けてみれば、故障者や不調者のオンパレードで当初の理想オーダーは組めず、結局いざとなったら投手陣に敗戦の矛先を向ける体たらく。それじゃいつまで経っても、まとまった勝ち星はついてきません。

 打線は水物なので、大量点もあれば音なしで終わる時があっても仕方ないんです。そういう意味では、4番クラスを連ねた打線でもなんら問題ない。ただ、それは野球の軸であるバッテリーがしっかりと充実したチームであるならば、という前提があってのこと。抑えがいない、中継ぎのコマが足りない…ということではありません。特にジャイアンツは元来、先発投手が完投、またはそれに近いイニングを投げて試合を作るという戦術で勝って来たチームです。それは昔も今も変わりません。それが野球の王道でもあります。それが出来ないチームは、投手を細かく分業させたり、抑えまでの方程式を考慮したりする訳です。それはそれで素晴らしいですが、負担過多による金属疲労を起こしかねない、またそれに取って代わる人材を育てにくいというマイナス面も存在します。そのあたりを充分に考慮して、当面ではなく、長い間戦力として整えていけるようなチーム編成と戦術を取らなければならないのです。少なくとも10年に1回優勝すればいいというチームではなく、毎年優勝戦線に絡むという高い目標を持っているならばなおさらのことです。

 そういったヴィジョンが、近年のジャイアンツでは、全く失われています。そこを改善しない限り、また最下位に甘んじるシーズンがやってきてしまうことは、想像するに難くないところです。

 要するに、目先の勝利はどうでもいいんで(考えなくても、あれだけの戦力なら、それなりの勝ち星は勝手についてくる)、1年、そしてその先を見据えてのチーム作りをして欲しいものです。


 えー、ちょっと、マジ語りしてしまいましたね。ウザくてすみま千駄ヶ谷。(←いや、これがウザいか…)


■ 4/29 (TUE)

 みどりの日。じゃなかった、昭和の日。もうコロコロ名前変えるから解からないよ。

 FC東京は大分に1-0で勝利。観に行けず、残念。


■ 4/30 (WED)

 上野動物園のジャアントパンダ、リンリンが死去。22歳で、上野動物園によると、世界で登録されている雄のジャイアントパンダ104頭の中で5番目に高齢だったらしい。もうずっと動物園でパンダを見てないし(子供の時から見てないか…)、パンダといってもホアンホアンくらいまでしか記憶になかったので、ちょっと上野動物園にいたパンダを調べてみました。

カンカン(康康、♂) 1972/10/28(来日)~1980/6/30
ランラン(蘭蘭、♀) 1972/10/28(来日)~1979/9/4
フェイフェイ(飛飛、♂) 1982/11/9(来日)~1994/12/14
ホアンホアン(歓歓、♀) 1980/1/29(来日)~1997/9/21
チュチュ(初初、♂) 1985/6/27(誕生)~1985/6/29
トントン(童童、♀) 1986/6/1(誕生)~2000/7/8
ユウユウ(悠悠、♂) 1988/6/23(誕生)~1992/11/13(2004/3/4死亡)
リンリン(陵陵、♂) 1992/11/5(来日)~2001/4/25、2002/4/24~2003/4/26、2001/2/9~2001/11/12、2003/1/27~2008/4/30
シュアンシュアン(拴拴、♀) 2003/12/3(来日)~2005/9/26(→その後メキシコ)

Photo チュチュなんていたんだね。知らなかった。
 最初に上野動物園に来たのがランランで、最後までいたのがリンリンって、リンリンランランかぁ…。

 リンリンが死んじゃったということで、日本籍のパンダはいなくなったとのこと。世界的にも中国籍以外のパンダは僅かで、じゃあ、何とか子供を国内で生んでもらって…と考えたくなるけれど、生まれた子供の親がどちらかが中国籍でなくても“中国籍”となって、レンタル課金されてしまうらしい。で、その金額も年間1億円だといわれるほどの高額。それはパンダの研究費や保護に使われるというけれど…今の時期にそんなニュースを聞いたら、中国のボッタクリ商法を思われても仕方ないですな。

 パンダは神戸などにまだ国内にはいるけれど、全て中国籍のレンタル。だいたい、中国の子供たちでさえ、パンダは見られないのに……そろそろ潮時なのかなぁ、とも思ってしまったり。子供たちはパンダが見たいに決まってるけど(大人もみたいでしょ)、ただいなくなったからといってレンタル(=年間1億円支払う)ってのも…複雑ですな。

 一番かわいそうなのはパンダだけどね。やってきたらやってきたで、大勢の目にさらされたあげく、“客寄せパンダ”とか言われちゃうし。ここは黒柳徹子に何とかしてもらおう。


■ 5/1 (THU)

 デビュー13周年(中途半端だな)とアルバム・リリースを兼ねて、マイリトルラバーがC.C.レモンホール(渋谷公会堂ね)で一夜限りのアニバーサリーライヴをしたと。そしたら、アンコールでAKKOの元ダンナでプロデューサーの小林武史がサプライズ・ゲストで登場したと。ま、そこまではいい。で、そのサプライズ出演について、小林武史は、

「アニバーサリーイベントなので、オリジナルメンバーが出演することに意味がある」

とコメントしたらしい。

ん? え?? オリジナルメンバーって……。

ギターの藤井を呼ばなくてオリジナルを語る、ですか?

元々は、AKKOと藤井のユニットだったのに、途中から小林が顔出してきて藤井が脱退しちゃったのに、ぬけぬけとオリジナルを語りますか。
もう、藤井はSMAPの森クンのように、最初からなかったことになってるってことですか?

小林は一青窈との不倫疑惑から不仲説が出て、結局AKKOと離婚したけれど、その時はHPで、「音楽的に方向性が違ってきたことを含めて、足並みが合わなくなってきていた」と発表していたけれど、

音楽的方向性が違うといいながら、いまだにAKKOのソロ・ユニット“マイラバ”を小林がプロデュースしているのは、何故ですか。

特に入れ込んでいるユニットでもないので、どうでもいいのですが、この“オリジナル”としての復活を知った時の一青窈の気持ちが知りたい。(笑) きっと、“ええ、いああ…”ともらい泣きしたに違いない。(爆)

ま、でも、『evergreen』が名盤であることには間違いないけれども。
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■ 5/2 (FRI)

 牛肉の産地を偽装表示していた高級料亭「船場吉兆」が、客が残した刺し身やアユの塩焼きなどの料理をいったん回収した後で別の客に提供していたことが発覚。まぁ、いわゆる使い回しってやつですか。そんなガーガーいいなさんな。船場吉兆流の“エコ”ってやつでしょう。モッタイナイ、モッタイナイですよ。(笑)
 喫茶店で出てくる手付かずのチェリーだって使い回しなんだから、いまさら目くじら立てない立てない。(爆)
モラルを無視してエコ活動を選択しただけなのにねぇ…。(なんてな)

エセ高級はいつかはメッキがはがれるものです。
下に落ちたって余裕で食っちゃう自分みたいな下々にとっては、全く問題ないですけどね。(苦笑)


■ 5/3 (SAT)

 石原都知事がさっそく、「別にみんなで大泣きして悲しむほどでもないじゃない」「(パンダなんて)いてもいなくてもいいじゃない。そんなもんは、どうでも」と発言したとの記事が。ま、この書き方が記者の恣意的なものもあるだろうから、子供たちが大好きなパンダに対して、なんだ石原は!とは決め付けられないなぁ。ジャイアントパンダのレンタルについては「入場の人間が左右されるなら費用対効果を換算して考えればいい」とのことだし。ただ、1億支払ってレンタルした動物園が黒字になるとは思えないんだけど。
 それより、パンダに対しては迅速に対処するくせに、餃子や油田やその他モロモロについては「うちは悪くねぇ」の一点張りな中国に対して、なにも出来なそうな福田首相の支持率が下がるってのも、仕方ないと思うね。

 そういえば、昔『ひらけ!ポンキッキ』で「パンダがナンダ」って曲があったよなぁ。“パンダがな、あんまり人気ものだでな…”ってヤツ。タヌキとキツネがパンダに化けたら、じんべえさんが「オラの山にもパンダがいるぞ!」ってみんなを呼んで生け捕りにしちゃおうって追いかけられて…パンダがなんだ!ってタヌキとキツネが言うっていう。
 そうだよ、日本にいるタヌキをパンダにしちゃえば、レンタル問題も解決するんじゃないのか…。(って、バカ)

 レッサーパンダの風太クンとかもう話題じゃないしさ、その前にはタマちゃんっていうアゴヒゲアザラシもいたなぁ。鶴見川に現れたら、横浜市から特別住民票が与えられて西区民の西玉夫になったけど、まだ西区民でいるんだろうか。(笑)


■ 5/4 (SUN)

 天皇賞・春、的中したー。でも全体としてはほぼ0円プラスで終わってしまった。ヽ(´Д`;)ノアゥア...

 久しぶりにじっくりとナイター観た。ヤクルト×巨人@神宮。“ヘキサゴン・ナイター”とかで、フジテレビのクイズ番組『ヘキサゴン』から生まれたバカキャラ(キャラなのか?)ユニット2組がところどころに中継に入ってきてちょっとお邪魔な感じがしたけれど、それ以上に試合終了まで放送しない中継に苛立ちが。プロ野球低迷の原因をつまらなくなったこと(特に巨人戦)に原因を求めているメディアですが、そもそも、最初はおろか、最後を見せない番組を観たいと思う気持ちが起こるのかどうかを考えろと。
 これはとてもいい脚本とキャスティングで本当に面白いというドラマがあったとしても、その最初と最後をぶった切って放送するドラマを誰が観るのか、と。結末のわからない推理や恋愛小説などを誰が歓迎するのか、と。それと同じ。時間の制約はあるのも解かるから、せめてエンディングまではしっかり放送しろ。そういう放送しか出来ないくせに、あーだこーだと人任せな文句を垂れるな。

 ドラマにしたって、いまや漫画やアニメをちょちょっとリメイクしたりしてるだけで。視聴率とれなければ、原作が、脚本がイマイチだったと責任転嫁しやすいしね。苦情が来ても捏造とか不備は一向に減らないし。自浄作用ナッシング。で、制限される危険性があると、「報道の自由が…」って。最近は本当に(観る時間がないというのもあるけれど)TVを観なくても大丈夫なような体質になってきちゃってる三十路の春。緊張感ナシの春。

 中国の衛生部が、「今年は手足口病の感染者数大流行する!」と警告しているらしい。
手足口病っていうのは、文字通り手、足、口に水泡が出来る病気なんですが、最悪は他の病気と重なると死ぬ場合もあるらしい。この病気、小学生の時(かな)、弟がかかったので知っていたのですが、当時の兄弟の会話が以下。

兄 「病院の先生になんて言われた?」

弟 「触らないできれいにしておけばそのうち治るって」

兄 「で、何ていう病気?」

弟 「“手足口病”だって」

兄 「“手足口病?” ちゃんとした名前は何?」

弟 「だから、手足口病だよ。手と足と口にブツブツが出来るからそういうんだって」

兄 「お前、そんなふざけた名前のわけないだろうが! ちゃんとした名前を言えよ!」

弟 「だから手足口病…」

兄 (ガッ…と叩く)

えー、この場において、弟に謝罪したいと思います。申し訳ありませんでした。(ここを見てないと思うけど)

 小学生当時に流行った病気で面白いネーミングだったものには、“りんご病”という伝染病があって、これは文字通り頬がりんごのように真っ赤になるからそういう名前なんだとか。で、よくほっぺたが赤い子は「やーい、やーい、オマエはりんご病だ~」とか言われてた気がしますが(やーい、やーいって言わないか。ギャフンと同じで…苦笑)、今だったらすぐにイジメだとか言われるんでしょうかねー。

 あと、大人になってから知ったのがブルセラ病。これは細菌系の感染病であって、決して女子中高生のブルマー&セーラー服が欲しくてたまらなくなってしまう性的鬱病とかではないので、あしからず。(苦笑)

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