12月を直前に控えるなか、Jリーグもクライマックスへ。J1は22日に、J2は23日に、それぞれのリーグ戦最終節が終了。J1は広島の優勝と浦和、G大阪のチャンピオンシップ(CS)出場が決定し、J2は先に優勝を決めた大宮に続き、磐田が自動昇格圏の2位滑り込みに成功。3位・福岡、4位・C大阪、5位・愛媛、6位・長崎の4チームがJ1昇格への残り1枠を賭けて、J1昇格プレーオフに挑みます。
FC東京は残念ながら最終節に鳥栖と引き分けて年間4位へ転落し、あと一歩でCS出場を逃しました。あとは天皇杯を残すのみとなりましたが、その天皇杯の準々決勝は来月26日と1ヵ月以上のブランクが。今週末はFC東京は試合ないのか……とお嘆きの貴兄に、FC東京が出られなかったCS……ではなく、29日に行なわれるJ1昇格プレーオフをオススメ。出場するクラブのなかからFC東京的なポイントを見つけてTV観戦などすると楽しいかもしれませんヨ。
◇◇◇
≪過去のJ1昇格プレーオフ観戦記≫
2012/11/23 大分×千葉@国立【J1昇格プレーオフ決勝】
2014/12/07 千葉×山形@味スタ【J1昇格PO決勝】
※どちらも
◇◇◇
≪J1昇格プレーオフ 準決勝≫
2015/11/29(日) 15:30
A 福 岡 × 長 崎(レベスタ)
B C大阪 × 愛 媛(ヤンマー)
≪J1昇格プレーオフ 決 勝≫
2015/12/06(日) 15:35
A勝者 × B勝者(ヤンマー)
今年は
◇◇◇
【アビスパ福岡】(リーグ3位)
元日本代表、井原正巳率いる福岡には、2001年~2006年までFC東京で背番号10を背負った三浦文丈がコーチとして所属。
FWには2011年にギリシャ帰りで入団した“サンキュー!坂田、サンキューな!”by 大熊清でお馴染みの坂田大輔、DFには東京ユース出身で2013年に松本山雅へ移ったものの“緑は大嫌い”なのか翌年福岡へ移籍した阿部巧、2009~2013年に所属した国見高校出身の中村北斗がいます。
【セレッソ大阪】(リーグ4位)
セレッソはFC東京組が多いイメージ。昨年にタイのバンコク・グラスFCから帰国した“イケメン”こと茂庭照幸、FC東京ユース出身で2013年の期限付き移籍を経て、2015年に二度目の移籍でセレッソに加入した“ムッくん”こと椋原健太、2006年の1年間だけですがFC東京に所属した中澤聡太のDF陣に、新潟、浦和と経て日本のクラブでは3番目にFC東京に所属したブラジル人ストライカーのエジミウソンがいます。そして何といってもプレーオフを勝ち抜くためだけに急遽監督に就任したのが大熊清。まあJ1昇格させるには適任かもしれません。長谷川アーリアジャスールはセレッソからスペイン2部サラゴサへ。FC東京前監督のランコ・ポポヴィッチもこのクラブで監督を経験していました。
【愛媛FC】(リーグ5位)
愛媛といえば、一平くんですね。
2013年にFC東京ユース出身の重松健太郎(現・FC町田ゼルビア)が所属したことがありますが、今はFC東京組の選手はいないようです。
【V・ファーレン長崎】(リーグ6位)
長崎は、人気マスコットのヴィヴィくん、監督はアジアの大砲・高木琢也、スポンサーはジャパネットと話題豊富なチーム。
現在はFC東京組はいないようですが、以前は“俺たちのユキヒコ”こと佐藤由紀彦(現・FC東京普及部コーチ)、2013年に期限付き移籍で活躍した幸野志有人、秋田商業からFC東京へ入団した下田光平(現・ブラウブリッツ秋田)が所属していました。
FC東京度の濃さでは福岡とセレッソが一歩しているようですが、果たしてどのクラブがJ1昇格残り1枠の座に滑り込むでしょうか? こうご期待! どんと見据えて!(Don't miss it!)