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2016年1月14日、FC東京の2016シーズンのトップチーム編成が発表された。これで今季の陣容がほぼ出そろったといえる。監督は城福浩。以前、2008年から2010年9月までトップチームの指揮を執った、FC東京サポーターには愛着の深い監督の再登板となる。
2015年、マッシモ・フィッカデンティはクラブ史上最高の成績を挙げた。ただ、純粋に優勝争いに絡めたかといえば、厳しいと言わざるを得ないだろう。それでも、夏にチーム得点王の武藤を手放し、充分に躍動する補強もないままに後半を迎えながらも、最終節までACL圏に位置した手腕は評価に値する出来だ。
しかしながら、守備を重視した結果、華やかさは潜め、攻撃へのヴァリエーションも少なく、得点力不足に泣いたという指摘も否めなかった。
一方、城福“新”監督は主体性を持った動き=アクションを出来るだけ多くする“アクションフットボール”を掲げた。相手に動かされるのではなく、こちらから仕掛けていく……より攻撃の濃度を求めていたクラブとしては、願ってもないスタイルではある。
「フィッカデンティが構築したチームの成熟をなぜさらに高めようとしないのか」「フィッカデンティでは攻撃力に限界がある」「過去チームを降格に導く要因を作った城福を何故ここで監督に迎えるのか」「城福なら停滞していた攻撃を活性化させてくれるはず」……監督交代についてはさまざま意見があるだろう。個人的には、監督も重要だが、とどのつまりはどんなスタイルであれ、ピッチ上にいる選手たちが最大限に具現化出来るかにかかっているのだと思う。もちろん、監督の戦術によって能力を引き出せないままに終わる選手も出てくるだろうが、やはりプレイする選手の質や成果の高さがチームの勝敗を最も大きく左右するのだ。この日トップチームに名を連ねた選手たちは、昨年の最終節の悔しさを必ず晴らすべく、新加入の選手はこの一年で“結果”をもたらすよう、全身全霊をもって切磋琢磨して戦い抜いてもらいたい。
本音を言えば、指揮官に2年で結果を出せというのは酷、というより、チームの成熟という意味を理解出来ていないと思わざるをえない。野球であれ、サッカーであれ、さまざまなスポーツのチームを育成するのには、最低3年はかかる。それを、危機的状況に陥り、やむをえずの交代というならまだしも、J1に復帰してからは、J1でのクラブ史上シーズン最多得点を記録したランコ・ポポヴィッチを、クラブ史上最高勝ち点を記録したマッシモ・フィッカデンティを、それぞれ2年で見切りをつけている。チーム戦術・スタイルを継続しているとはいえず、一貫性のなさも露呈している状況だ。
とはいえ、新シーズンはスタートした。もう四の五の言わず、サポーターとしては決定した選手、コーチングスタッフが最大限のパフォーマンスを発揮して結果を出してくれると信じるしかない。一つでも多くの勝利を勝ち取るために、出来るだけのサポートをするだけだ。
2016年の頼れるトップチームの選手たちは次のとおり。
◇◇◇
≪GK≫
13 GK 榎本達也
31 GK 圍謙太朗
47 GK 秋元陽太 ← 湘南ベルマーレ★
≪DF≫
02 DF 徳永悠平
03 DF 森重真人
05 DF 丸山祐市
25 DF 小川諒也
26 DF 柳貴博 ← FC東京U-18★
29 DF 吉本一謙
50 DF 駒野友一 ← ジュビロ磐田★
≪MF≫
04 MF 高橋秀人
07 MF 米本拓司
10 MF 梶山陽平
14 MF ハ・デソン ← 北京国安足球倶楽部(中国)★
17 MF 河野広貴
18 MF 石川直宏
19 MF 平岡翼
22 MF 羽生直剛
24 MF 佐々木渉
27 MF 田邊草民
28 MF 幸野志有人
32 MF ユ・インス ← 光云大学★
34 MF 野澤英之
37 MF 橋本拳人
38 MF 東慶悟
39 MF 中島翔哉
48 MF 水沼宏太 ← サガン鳥栖★
≪FW≫
09 FW 平山相太
16 FW ネイサン・バーンズ
20 FW 前田遼一
21 FW サンダサ
23 FW 林容平
44 FW 阿部拓馬 ← ヴァンフォーレ甲府★
※ ★=新加入
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2016シーズンのチームスローガンは“Challenge the TOP ~頂戦~”。
◇◇◇
これまでに決定している試合日程は次のとおり。ACLはプレーオフから勝ち上がる前提で。
【2016Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ】
≪沖縄ラウンド≫
2016/01/24 14:00 FC東京×FC琉球(国頭陸上競技場)
2016/01/27 14:00 FC東京×札 幌(国頭陸上競技場)
2016/01/30 15:00 FC東京×東京ヴ(沖縄県総合運動公園陸上競技場)
【ACLプレーオフ】
2016/02/09 19:30 FC東京×(チョンブリFC×ヤンゴン・ユナイテッド)(東京スタジアム)
【ACL】
≪グループE≫
2016/02/23 FC東京×全北現代(A)
2016/03/01 FC東京×ビン・ズオン(H)
2016/03/15 FC東京×江蘇瞬天(H)
2016/04/06 FC東京×江蘇瞬天(A)
2016/04/20 FC東京×全北現代(H)
2016/05/04 FC東京×ビン・ズオン(A)
全北現代モータース(韓国)
江蘇瞬天(中国)
ビン・ズオン(ベトナム)
【J1リーグ】
2016/02/27 FC東京×大 宮(H・味スタ)
2016/03/06 FC東京×仙 台(A・ユアスタ)
【J3リーグ】
2016/03/13 FC東京U-23×相模原(A・ギオンス)
2016/03/20 FC東京U-23×FC琉球(H・未定)
2016/04/03 FC東京U-23×秋 田(A・A-スタ)
◇◇◇
新加入選手を含めて、どのようにチームを構築していくのか。城福監督にとって決して低くないハードルをどう乗り越えるのか。スローガンのように常に“チャレンジ”してもらわなければならない。ACLプレーオフまで1ヵ月弱。期間は短いが、悔いなく戦い抜いてもらいたい。
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