*** june typhoon tokyo ***

新潟×FC東京

■ 勝ちきれず、終戦

 雨の中の難しい試合。前半、平山が頭で競ったボールがゴール中央の中村北斗へ。これを中村北斗がタイミングよくジャンピングボレーを決めて、先制。だが、その後に得点を奪えない。米本、平山と惜しいシュートはあったが決めきれず、試合終了直前に失点し引き分けで今季のリーグ戦を終えた。

 こういうスリッピーなピッチということならなおさら、ゴールへの果敢なアプローチが必要になってくる。シュートを打てる早い段階でのタイミングでシュートを打てずにいると、やはりチャンスを逃してしまう。それはボールを持っている時のパスのタイミングもそうで、自ら視野を狭めてリスクを高めてしまうことにもなる。それを象徴するかのように、中盤でのプレッシャーあるいはパスミスからカウンターを食らうという場面が散見された。

 今季でFC東京を退団する藤山、引退する浅利がピッチに立ち、勝利というはなむけはならなかった。ACL出場権利にも届かず、リーグ5位という結果。この上へのし上がるためには、さらなる意識拡張と進化が必要だ。


◇◇◇

2009 J1 第34節

FC東京 1(1-0、0-1)1 新潟

【得点】
(東): 中村(前半12分)
(新): 松尾(後半44分)

会場: 東北電力ビッグスワンスタジアム
観客: 33,984人


≪STARTING LINE-UP≫
GK 20 権田修一
DF 25 徳永悠平
DF 15 平松大志
DF 06 今野泰幸
DF 05 長友佑都
MF 10 梶山陽平
MF 28 米本拓司
MF 14 中村北斗 (→ 後半13分、赤嶺)
MF 22 羽生直剛 (→ 後半37分、藤山)
MF 18 鈴木達也 (→ 後半44分、浅利)
FW 13 平山相太
 
≪SUBSTITUTION≫
GK 01 塩田仁史
DF 03 佐原秀樹
DF 04 ブルーノ クアドロス
DF 33 椋原健太
MF 07 浅利悟
MF 08 藤山竜仁
FW 24 赤嶺真吾

 
≪MANAGER≫
城福浩
 
 

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