実際はまだまだ手に入れたい作品がたーんとあるんですけどね、まあ、
ということで、気になる作品がありましたら、試聴などしてみてもらえると。
それでは、どんと見据えて!(Don' miss it!)
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Esperanza Spalding/Emily's D+Evolution
Kingt/We Are King
Lion Babe/Begin
Majid Jordan/Majid Jordan
Raleigh Ritchie/You're A Man Now, Boy
Soweco/Only You
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■Esperanza Spalding/Emily's D+Evolution
グラミーウィナーのミドルネームを冠したプロジェクトのアルバム。過去の好奇心を開拓し、エミリーというキャラクターを指針役として前進するというコンセプトということで、エスペランサの少女時代へ回帰する自我探求ストーリーゆえ難解さもあるが、彼女なりの自伝ミュージカルと捉えれば楽しめる。その物語の真意は、5月の来日公演で確かめることにしよう。
Esperanza Spalding - Good Lava
■King/We Are King
キングといってもパリスとアンバーの双子のストローザー姉妹とアニータ・バイアスからなる女性3人組。というより、ロバート・グラスパーがマイルス・デイヴィスをトリビュートした『エヴリシング・イズ・ビューティフル』に参加したグループと言った方が早いか。黒人女性にありがちな歌い上げではなく、美的で煌めきあるハーモニーで彩るスムースR&Bといった佇まいが絶妙。
KING - The Greatest
■Lion Babe/Begin
ライオン・ベイブは米ニューヨーク発の男女デュオで、プロデューサーのルーカス・グッドマンとヴォーカルのジリアン・ハーヴィとのコンビ。やや粘着性のあるエリカ・バドゥ風の声が印象的なジリアンは、ヴァネッサ・ウィリアムスの次女。エレクトロ・ダンス路線を主としているが、軽快なフットワークで多様な作風へ着手。ファレル制作の「ワンダー・ウーマン」の変態性にも対応。
LION BABE - Where Do We Go
■Majid Jordan/Majid Jordan
カナダ・トロント出身のR&Bデュオのデビュー・アルバム。ドレイク客演の「マイ・ラヴ」にはウィークエンド作品も手掛けたイランジェロが絡んだりと、全体的に初期ウィークエンド路線の耽美的な陶酔感が漂うエレクトロ・ダンス作風。とはいえ、どっぷりと沈み込むような倦怠感がないのは、ディスコティックなダンス・ビートが敷かれているから。酩酊と緊張の往来がクセになる。
Majid Jordan - Something About You
■Raleigh Ritchie/You're A Man Now, Boy
英ブリストル出身のシンガー、ラリー・リッチーのデビュー・アルバム。ラップ曲も組み込みながら、UKらしいメランコリックなソウルフル・ポップスを基調とした曲調と薄っすらとかかったスモーキーな声色との相性が抜群。レオナ・ルイスなどを手掛けたクリス・ロコらが楽曲を提供。クレジットにあるジェイコブ・アンダーソンはラリーの本名。
Raleigh Ritchie - Bloodsport '15
■Soweco/Only You
スウェーデンのアーバン・ソウル・バンドの2ndアルバム。ライトなカッティング・ギターとスムース・ジャズ風のムーディなサウンドが絡むアーバン・メロウな作風で、アダルトでソフィスティケイトな一品。低音ヴォーカルも聴こえるゆえ、ブルーイ(インコグニート)がプロデュースしたマリオ・ビオンディ風のAOR的アシッド・ジャズな音鳴り。Especia好きはツボなハズ。
Soweco - Friday Night
以上です、キャップ。