雨が降る国立競技場。J1昇格への最後の椅子を争って、リーグ5位の千葉と同6位の大分が対決。それぞれ横浜FC、京都を破っての決勝となった。
千葉が主導権を握り、大分が耐えてカウンターという攻防が終始続いたが、千葉はチャンスの波が来ていた時間帯に決めきれず、逆に終了時間まで残り5分を切った一瞬の空白に、森島からの前線へ浮かしたボールに途中出場の林が反応。絶妙なループシュートを流し込んで先制すると、千葉は追いつくことが出来ずに、大分が勝利。J1昇格への最後の1枠に滑り込んだ。
引き分けでも勝利というアドヴァンテージを千葉は活かせなかった。いや、引き分け狙いで先制されたら…という状況を生まないために攻めに徹したことが、逆に作用してしまったのかもしれない。どちらにしても、負けてもともとという大分とはまた違ったプレッシャーに千葉に働いたのかもしれない。
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<J1昇格プレーオフ 決勝>
2012/11/23 国立競技場
大分 1(0-0、1-0)1 千葉
【得点】
(分):林(86分)
観衆:27,433人
天候:曇りのち雨
気温:11.4度
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千葉には今季途中で移籍した谷澤、大分には宮沢、高松とかつてFC東京に所属していた選手が出場していた。谷澤は相変わらず“ヤザーワールド”を発揮していたし、宮沢の正確なサイドチェンジや前方へのパスは見事。そのキレは衰えておらず、今の東京にはないパスの精度だった。(苦笑)
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国立競技場青山門。

プレーオフ決勝!

はるばる大分から多くのサポーターが。

ジェフのゴール裏ではためくビッグフラッグ。

大分ゴール裏にはビッグユニフォームが。

選手整列。

いまや遅しと待つジェフサポーター。

雨を吹き飛ばす勢いの大分サポーター。

運命の後半開始。

試合終了。

勝者は大分トリニータ!

ジェフは倒れ込んだままの選手も。

スクリーンには“J1昇格”の文字。

リーグ6位からの昇格。

うな垂れながらゴール裏へ歩く千葉の選手たち。

ゴール裏のサポーターに挨拶する大分の選手たち。

ゴール裏からは「顔上げろ!」「まだ千葉は終わらねぇぞ!」の声も。

決勝ゴールを決めた林のインタビュー。

