リーグ戦も大詰め。残り2試合となった第33節は、アウェイでのガンバ大阪戦。引き分け以下だと降格の可能性がある相手に対して、シュート18本（ガンバ6本）と攻勢も結果は2対2のドロー。徳永の豪快ミドルで先制するも、家長のヘッドで同点とされ後半へ。後半も家長にゴールを許し逆転されるも、交代したヴチチェヴィッチから渡邉がバーの内側に当たる強烈なシュートを決めて2対2に。両者勝点3を目指すも、その後は得点が決まらずに、そこまで。東京は決定機はあったが、決めきることが出来ないといういつもの流れ。不完全燃焼ではあるが、逆転されたところを追いついて終われたというところは評価したい。
次の最終節はホーム。相手は優勝がなくなった仙台と、当初予想された熱量からするとやや拍子抜けの対戦カードとなってしまったが、アウェイで0-4と屈辱の敗戦を喫した相手。その借りをしっかりと返して、今シーズンを終えてもらいたい。
◇◇◇
＜J1 第33節＞
2012/11/24 万博記念競技場
G大阪 2（1-1、1-1）2 FC東京
【得点】
（東）：徳永（21分）、渡邉（84分）
（Ｇ）：家長（37分）、家長（62分）
観衆：19,393人
天候：曇のち晴
気温：13.3度
≪MEMBER≫
GK 20 権田修一
DF 02 徳永悠平
DF 03 森重真人
DF 30 チャン・ヒョンス
DF 06 太田宏介
MF 04 高橋秀人
MF 07 米本拓司
MF 49 ルーカス
MF 10 梶山陽平 → MF 18 石川直宏（69分）
MF 08 長谷川アーリアジャスール → MF 32 ネマニャ・ヴチチェヴィッチ（80分）
FW 11 渡邉千真 → MF 17 河野広貴（89分）
GK 01 塩田仁史
DF 05 加賀健一
DF 33 椋原健太
FW 13 平山相太
監督 ランコ・ポポヴィッチ
◇◇◇
≪後半戦≫
07/14 ×FC東京 0-1 鳥栖（A）
07/28 ×FC東京 0-2 新潟（H）
08/04 △FC東京 2-2 浦和（A）
08/11 △FC東京 1-1 柏 （A）
08/18 ×FC東京 0-1 大宮（H）
08/25 ○FC東京 1-0 広島（A）
09/01 ○FC東京 3-1 横浜FM（H）
09/15 △FC東京 1-1 清水（A）
09/22 ×FC東京 1-2 川崎（H）
09/29 ○FC東京 2-1 磐田（H）
10/06 ×FC東京 1-5 鹿島（A）
10/20 △FC東京 1-1 C大阪（A）
10/27 ○FC東京 5-0 札幌（H）
11/07 ×FC東京 0-1 名古屋（A）
11/17 ×FC東京 0-1 神戸（H）
11/24 △FC東京 2-2 G大阪（A）
≪今後の日程≫
12/01 FC東京×仙台（H）
「あああ、仙台が新潟に負けて広島の優勝が決まってしまった」
「広島は強かったです」
「神戸に勝ちを譲り、ガンバにドローときて、最終節で優勝争いをしている仙台と……というシナリオが。陰の主役がーッ」
「アウェイでの借りを返したいですね」
「そうじゃないッ。東京はあと22,707人で累計来場者500万人になるんだぞ」
「達成出来ればいいですが」
「“dia obrigado～愛されてご来場者500万人達成！～”っていうイベントを開催するって発表しちゃったんだぞ……大丈夫なのか？」
「公式HPには“ベガルタ仙台戦にて、リーグ戦でのご来場者累計500万人に到達する見込みとなりました”とありますね」
「仙台サポーター、味スタ来てくれるのか？」
「前売りで見込みが立ってイベント発表したのですから、大丈夫なんじゃ…」
「おい、考えてみろ。前売りは優勝への期待値があったからってのが大きいんじゃないか」
「まぁ、そうですが…」
「最終節9試合のうち、ACLにも賞金圏争いにも、残留争いにも、どれにも絡まないのは、FC東京対仙台戦だけらしいぞ！」
「えっ…」
「そんなメディアにもすっぽかされそうな試合に、ましてや優勝がなくなって意気消沈している仙台サポーターが、はるばる飛田給なんかに来るっていうのか？ぁあ？」
「じゃあ、勝っても負けてもまったり出来ますね」
「そうじゃないだろ……」
ということで、殺伐とした感じがない味スタへ、仙台サポーターのみなさん来てください。赤嶺コールふるまいますよ。（笑）
◇◇◇
≪残留争い≫
14位 C大阪 41 -06 H川崎
15位 神 戸 39 -08 H広島
――――――――――――――
16位 G大阪 38 +03 A磐田
17位 新 潟 37 -08 H札幌
18位 札 幌 14 -60 A新潟【降格決定】
■C大阪（vs川崎）
○→勝点44（残留）
△→勝点42（残留）
×→勝点41（神戸、G大阪ともに○以外は残留）
■神戸（vs広島）
○→勝点42（残留）
△→勝点40（G大阪、新潟ともに○以外は残留）
×→勝点39（G大阪×、新潟△以下で残留）
■G大阪（vs磐田）
○→勝点41（神戸△以下で残留）
△→勝点39（神戸×、新潟△以下で残留）
×→勝点38（降格）
■新潟（vs札幌）
○→勝点40（神戸、G大阪ともに△以下で残留）
△→勝点38（降格）
×→勝点37（降格）
一番厳しいのは新潟には変わりないが、相手が最下位の札幌ということで勝利で終える可能性はあるか。
と考えると、とにかくシンプルにゴールを奪うことだけを考えて臨める新潟よりは、広島相手の神戸、アウェイで勝たなくてはならないG大阪も厳しい。
