*** june typhoon tokyo ***

超個人的企画〈ヤマザキ ランチパックカップ 2020〉1st leg


 超個人的嗜好による「Jリーグコラボランチパック」の初代王者決定戦。

 ヤマザキの人気商品「ランチパック」が、2020年2月21日から4月30日までの期間限定でJリーグの10クラブとの共同開発による「Jリーグコラボランチパック」新商品10品を発売。クラブカラーにちなんだ具材やホームタウンにゆかりのある食材を使用するなど、クラブの特色を活かした魅力的な「ランチパック」を開発した。今回のコラボレーションに参加したJリーグのクラブは、10クラブ。そのなかに我がFC東京が入っているということで、発売当初から購入し、「FC東京が“オリ10”(オリジナル10クラブ)と呼ばれる日が来るとは……」と感涙にむせびながら(ウソ)食べていた。
 そこでふと思い立ったのが、“蝗活”部隊と呼ばれるFC東京サポーターらしく、この際「ランチパック」“オリ10”を食べ比べしてみるかという非常に安易な企画。コロナウィルス禍によってJリーグも開幕戦となる第1節を終えた段階で開催延期、カップ戦も同様に各グループ第1節のみで中断となっており、再開の見通しが確実視されない不安な状況を吹き飛ばすべく、身勝手ながら「ランチパック」コラボレーション企画に便乗して、超個人的なJリーグカップを開催するに至った次第。

 今回の「ランチパック」とコラボレーションした10クラブは、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、FC東京、横浜F・マリノス、アルビレックス新潟、清水エスパルス、ガンバ大阪、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸。それら各クラブとのコラボ商品をルヴァンカップに似せた形のトーナメント方式で、超個人的嗜好による初代「Jリーグコラボランチパック」チャンピオンを決めてしまおうというおバカすぎる企画にチャレンジしてみた。

 超個人的嗜好での企画ゆえ、食べた感想や印象で即決してもいいのだが、やるからにはそれなりに自分なりに公平性を保たせようと考え、(1)味、(2)カロリー、(3)価格、(4)腹持ち度、(5)リピート度、(6)クラブイメージ再現度(ヴィジュアル)の6項目を最高5つ星で独自にポイント評価したものをベースに比較した上で、総合的な判定を下していくスタイルに。

 また、組み合わせも意図的、恣意的なものとならないよう、まずは10クラブの抽選順をくじ引きで決め、その順番に従ってトーナメント表の枠を決めていく、さながら「YBCルヴァンカップ プライムステージ」のオープンドロー方式で組み合わせを決定。本来ならそのオープンドローの模様も紹介すべきだが、あくまでも超個人的な企画ゆえ、その場面は割愛させてもらう。

 題して〈*** june typhoon tokyo *** presents“ヤマザキ ランチパックカップ 2020”〉、今回は、組み合わせ決定からベスト4決定までを“1stレグ”としてお伝えする。

 
◇◇◇

 まずは、組み合わせ。公平性を保つべく、くじ引きを行なった結果、抽選順は次の通りとなった。  

01 セレッソ大阪
02 ガンバ大阪
03 アルビレックス新潟
04 浦和レッズ
05 北海道コンサドーレ札幌
06 横浜F・マリノス
07 清水エスパルス
08 FC東京
09 鹿島アントラーズ
10 ヴィッセル神戸

 この順番でトーナメント表に割り振られた番号をくじ引きで選定していく。個人的には勝手にルヴァンカップのオープンドローを疑似体験した気持ちになりながら、意外と盛り上がったのだが、紙面と時間の都合上そこは割愛。次のようにトーナメント表が埋まることとなった。


《1回戦》
1-1 神 戸 vs 横浜FM(A)
1-2 新 潟 vs 札 幌(B)
《2回戦》
2-1 FC東京 vs Aの勝者(C)
2-2 G大阪 vs 浦 和 (D)
2-3 C大阪 vs 清 水 (E)
2-4 鹿 島 vs Bの勝者(F)
《準決勝》
3-1 Cの勝者 vs Dの勝者(G)
3-2 Eの勝者 vs Fの勝者(H)
《決 勝》
4-1 Gの勝者 vs Hの勝者

◇◇◇

 早速、1回戦の2試合を見ていくことにするが、その前に評価ポイントについてを説明しておこう。評価項目は(1)味、(2)カロリー、(3)価格、(4)腹持ち度、(5)リピート度=また買いたくなる度合い、(6)クラブイメージ再現度(ヴィジュアル含む)の6項目。
 (1)味、(4)腹持ち度、(5)リピート度、(6)クラブイメージ再現度(ヴィジュアル)は主観。(2)カロリーはカロリーが低い方のポイントを高くし、100kcal未満=5、120kcal未満=4、140kcal未満=3、160kcal未満=2、160kcal以上=1とする。(3)価格は低い方のポイントを高くし、150円未満=5、150~159円=4、160~169円=3、170~179円=2、180円以上=1とした。
 それぞれのポイントを計算したものをベース(参考)に、総合的に(独断と偏見で)判定していく。

◇◇◇

【Match No.1-1】
ヴィッセル神戸 vs 横浜F・マリノス

 まずは、ヴィッセル神戸のスターティングデータから。



■ ヴィッセル神戸
品 名:ランチパック(厚切りハムカツとたまご)
製品特徴:勝利とクラブカラーのクリムゾンレッドをイメージしたハムカツと関西で人気のたまごフィリングをそれぞれサンドしました。
カロリー:厚切りハムカツ=214kcal、たまご=149kcal
価 格:190円(税込)

 続いて、横浜F・マリノスのスターティングデータ。


■ 横浜F・マリノス
品 名:ランチパック(すき焼き風&スクランブルエッグ)
製品特徴:牛鍋発祥の地とされる横浜にちなみ、醤油ベースのすき焼き風フィリングとスクランブルエッグをサンドしました。
カロリー:108kcal
価 格:162円(税込)

 では、両チームの項目別ポイントを比較。
神 戸 :(1)4(2)1(3)1(4)5(5)5(6)4.5 =20.5
横浜FM:(1)4(2)4(3)3(4)4(5)4(6)3.5 =22.5
※(1)味(2)カロリー(3)価格(4)腹持ち度(5)リピート度(6)クラブイメージ再現度

 神戸のハムカツはヴォリュームがあり、たまごとのコンビ・バランスも良し。クラブカラーのクリムゾンレッドをハムカツで、モーヴィの角の色をたまごでという再現度もいいが、惜しいのはハム=豚でなく牛だったら……。腹持ちもいい分、価格とカロリーが高めでマイナスが響いてしまった。
 横浜FMはすき焼き風の味も濃すぎず、カロリーも思ったより低くて全体的に得点が高め。トリコロールが明確に表現されていたらベストだったが、青をクラブカラーに使うチームは、食材で青をイメージするのはやや難しいところもある。

 どちらもランチタイムにリピートしたくなるが、カロリー控えめで腹持ち良いというコストパフォーマンスの良さを評価して、横浜FMに軍配。 <勝者:横浜F・マリノス


【Match No.1-2】
アルビレックス新潟 vs 北海道コンサドーレ札幌

 まずは、アルビレックス新潟のスターティングデータから。


■ アルビレックス新潟
品 名:ランチパック(新潟県和豚もち豚入りトマトカレー)
製品特徴:新潟県産和豚もち豚を使用し、クラブカラーのオレンジをイメージしたトマトカレーをサンドしました。
カロリー:100kcal
価 格:173円(税込)

 続いて、北海道コンサドーレ札幌のスターティングデータ。


■ 北海道コンサドーレ札幌
品 名:ランチパック(イチゴジャム&ホイップとチョコ&ホイップ)
製品特徴:クラブカラーの赤と黒をイメージし、イチゴジャムとチョコクリームをそれぞれホイップとともにサンドしました。
カロリー:イチゴジャム&ホイップ=128kcal、チョコ&ホイップ=135kcal
価 格:130円(税込)

 では、両チームの項目別ポイントを比較。
新 潟:(1)4.5(2)4(3)2(4)5(5)4.5(6)5 =25
札 幌:(1)4(2)3(3)5(4)2.5(5)4.5(6)5 =24
※(1)味(2)カロリー(3)価格(4)腹持ち度(5)リピート度(6)クラブイメージ再現度

 新潟は惣菜系、札幌はスイーツという異種格闘技風のマッチングは、高ポイントでの接戦となった。新潟はトマトカレーが程よい舌あたりで、クラブカラーのオレンジの再現度も高い。一方、札幌もホイップを加えたことでまろやかさが増し、赤・黒、そして白のクラブカラーの再現度はトップクラス。味と腹持ちの良さの新潟、比較的カロリーも抑え目かつコスパの良さの札幌、主食とスイーツとの比較で頭を悩ませたが、個人的にガッツリいきたい蝗気質がムクムクと出てきてしまったため、ここは新潟に軍配。 <勝者:アルビレックス新潟

◇◇◇

 ここから2回戦に突入。この4試合で出場10クラブが出揃う。

【Match No.2-1】
FC東京 vs 横浜F・マリノス

 まずは、FC東京のスターティングデータから。


■ FC東京
品 名:ランチパック(ダブルベリージャムと苺ジャム)
製品特徴:クラブカラーの青と赤をイメージし、一方のパンにダブルベリージャム、もう一方のパンに苺ジャムをサンドしました。
カロリー:ダブルベリージャム=56kcal、苺ジャム=53kcal
価 格:145円(税込)

 横浜F・マリノスのスターティングデータは、前述の神戸戦と同様。


■ 横浜F・マリノス
品 名:ランチパック(すき焼き風&スクランブルエッグ)
製品特徴:牛鍋発祥の地とされる横浜にちなみ、醤油ベースのすき焼き風フィリングとスクランブルエッグをサンドしました。
カロリー:108kcal
価 格:162円(税込)

 では、両チームの項目別ポイントを比較。
FC東京 :(1)3(2)5(3)5(4)3(5)4(6)3.5 =23.5
横浜FM:(1)4(2)4(3)3(4)4(5)4(6)3.5 =22.5
※(1)味(2)カロリー(3)価格(4)腹持ち度(5)リピート度(6)クラブイメージ再現度

 新潟対札幌戦に引き続き、惣菜系vsスイーツ系の一戦。当初は横浜FMのポイントと差が出るのではと予想していたが、蓋を開けてみるとポイントではFC東京が上回った。なんといってもカロリーと価格で5点を挙げているのが大きい。クラブイメージ再現度は青をダブルベリージャムとして見立てたが、紫に近いのではという印象も。青を有するクラブの苦難といえよう。面白いのは、唯一FC東京のランチパックだけが、一つの生地を二つに割れるようにしてあり、それぞれの味が楽しめる仕様になっていること。シェア出来るというのはいい。ただ、どちらもベリー系のため、それほど違いを感じないのはややマイナスか。
 コストパフォーマンス的にはどちらも捨てがたく、メインに横浜FM、デザートにFC東京としたいところ。ここはエントリーが少ないスイーツ系ということと、初っ端から敗れると企画を続けるテンションが下がる恐れがあるという適当な言い訳をしつつ贔屓(ポイントが上回っているから……という拠り所)を含め、FC東京に軍配(まさかの展開)。 <勝者:FC東京


【Match No.2-2】
ガンバ大阪 vs 浦和レッズ

 まずは、ガンバ大阪のスターティングデータから。


■ ガンバ大阪
品 名:ランチパック(だし入りたまご焼きととん平焼き風味)
製品特徴:関西グルメをイメージして、一方のパンにだし入りたまご焼き、もう一方のパンにとん平焼き風フィリングをサンドしました。
カロリー:だし入りたまご焼き=156kcal、とん平焼き風味=109kcal
価 格:190円(税込)

 続いて、浦和レッズのスターティングデータ。


■ 浦和レッズ
品 名:ランチパック(レッドチキンカレー)
製品特徴:クラブカラーの赤をイメージした、そぼろ状のチキン入りのレッドカレーをサンドしました。
カロリー:110kcal
価 格:168円(税込)

 では、両チームの項目別ポイントを比較。
G大阪:(1)4(2)2(3)1(4)5(5)4(6)3.5 =19.5
浦 和:(1)4(2)4(3)3(4)5(5)4.5(6)5 =25.5
※(1)味(2)カロリー(3)価格(4)腹持ち度(5)リピート度(6)クラブイメージ再現度

 ポイントでは思った以上の差がついた。大きな差となったのはカロリーと価格、そしてクラブイメージ再現度。ガンバは関西らしさを出したが、関西という大きな括りがガンバ感に特化しづらかった印象。青という表現しづらいカラーの苦難も加わった。味や腹持ちは良好で、他クラブが採用しているフィリング系のたまごではなく、だし入りたまご焼きという着想も良かった。ただ、クラブイメージ再現度は浦和が上回った形。新潟のもち豚カレーとは異なり、ピリリとしたホットな辛さのカレーはまさしくレッド・ホットという感じ。カロリーも低めで時間がない昼の補給には持ってこいか。ランチパック版ナショナルダービーは浦和に軍配。 <勝者:浦和レッズ


【Match No.2-3】
セレッソ大阪 vs 清水エスパルス

 まずは、セレッソ大阪のスターティングデータから。


■ セレッソ大阪
品 名:ランチパック(明太マヨネーズ&たまごと明太マヨネーズ&チーズ)
製品特徴:クラブカラーのピンクをイメージして、明太子を使用しました。たまごとチーズをそれぞれ明太マヨネーズとサンドしました。
カロリー:明太マヨネーズ&たまご=167kcal、明太マヨネーズ&チーズ=180kcal
価 格:162円(税込)

 続いて、清水エスパルスのスターティングデータ。


■ 清水エスパルス
品 名:ランチパック(魚粉入り焼きそば)
製品特徴:静岡のご当地グルメをイメージして、 魚粉入りの焼きそばフィリングをサンドしました。
カロリー:104kcal
価 格:162円(税込)

 では、両チームの項目別ポイントを比較。
C大阪:(1)3(2)1(3)4(4)3(5)2.5(6)4 =17.5
清 水:(1)2.5(2)4(3)4(4)3.5(5)2.5(6)4 =20.5
※(1)味(2)カロリー(3)価格(4)腹持ち度(5)リピート度(6)クラブイメージ再現度

 両者とも味のポイントが低めなのは、もうこれは嗜好というしかないので、参考にはならないと思ってもらっていい。セレッソの方は明太子があまり好きではないのもあるが、どちらも明太マヨネーズの組み合わせでややしつこく感じられた。ピンクのクラブカラー再現度はいいが、明太というとどうしても九州の方を思い浮かべてしまった。清水は焼きそばパンとしてみれば王道だが、どうも自分には魚粉の味が合わなかった。清水だったら、焼きそば(富士宮)よりもツナ(はごろもフーズの本社があるし)の方が……。ただ、セレッソはマヨネーズの影響が大きかったか、なかなかの高カロリー。という点を踏まえて、清水に軍配。 <勝者:清水エスパルス


【Match No.2-4】
鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟

 まずは、鹿島アントラーズのスターティングデータから。


■ 鹿島アントラーズ
品 名:ランチパック(ピーナッツクリーム&ホイップ(板チョコ入り))
製品特徴:クラブ職員の方へのアンケートで人気が高かったピーナッツクリーム、ホイップ、板チョコをサンドしました。
カロリー:223kcal
価 格:157円(税込)

 アルビレックス新潟のスターティングデータは前述どおり。


■ アルビレックス新潟
品 名:ランチパック(新潟県和豚もち豚入りトマトカレー)
製品特徴:新潟県産和豚もち豚を使用し、クラブカラーのオレンジをイメージしたトマトカレーをサンドしました。
カロリー:100kcal
価 格:173円(税込)

 では、両チームの項目別ポイントを比較。
鹿 島:(1)3.5(2)1(3)4(4)3(5)3.5(6)2.5 =17.5
新 潟:(1)4.5(2)4(3)2(4)5(5)4.5(6)5 =25
※(1)味(2)カロリー(3)価格(4)腹持ち度(5)リピート度(6)クラブイメージ再現度

 決定的な差となってしまったのは、カロリーとクラブイメージ再現度。やはり板チョコを挟んだからか、カロリーは10クラブ中トップの223kcalに。そして、ヴィジュアルとしてピーナッツクリームと板チョコでなんとかエンブレムのディープレッドと亜麻色(グレー)や黒を表現したのはいいが、「クラブ職員の方へのアンケートで人気が高かったピーナッツクリーム、ホイップ、板チョコをサンドした」というのをクラブのイメージとするにはやや強引で、大幅なマイナスに。
 とはいえ、味はピーナッツクリームとホイップの相性もよくイケるのだが、少しばかり板チョコがクドいか。
 1回戦で同じスイーツ系の札幌との接戦を制した新潟。ポイント数では僅か1差だった札幌と比べると、鹿島が札幌を上回って新潟を打ち負かせるという要素があまり見えず、ポイントの差どおり、順当に新潟に軍配を上げることにする。 <勝者:アルビレックス新潟

◇◇◇

 1回戦、2回戦を終え、Jリーグ・ランチパック4強に勝ち進んだのは、次の4チーム。




《準決勝》
3-1 FC東京 vs 浦 和(G)
3-2 清 水 vs 新 潟(H)
《決 勝》
4-1 Gの勝者 vs Hの勝者

 組み合わせの妙もあっての4強ともいえるが、超個人的嗜好による「Jリーグコラボランチパック」の初代王者はどのクラブの「ランチパック」になるのか。その結果は次の「超個人的企画〈ヤマザキ ランチパックカップ 2020〉2nd leg」にて(そんな勿体ぶっても誰も期待してないし、見てないぞと思いながら)。



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