*** june typhoon tokyo ***

千葉×松本@フクアリ

 好対照なチーム状況が伝わった一戦。

 2位でJ1自動昇格圏内にいる好調の松本をフクアリに迎えての10位の千葉の試合だったが、前節で一部ゴール裏サポーターと選手とのいざこざがありチーム状態含めて不安定さが拭えない千葉にとっては、プレーオフ出場圏内6位も遠く霞むような情けない試合となってしまったのは残念だった。

 当初はホームの千葉が主導権を握りかけて、ハイプレッシャーからチャンスを掴みかけていたが、なかなかシュートには持ち込めぬまま時間が経過すると、素早く前線へボールを送りながらカウンターとセットプレーで攻撃の起点を作ろうとしていた松本へ徐々に流れが傾き、38分に宮阪のフリーキックから後藤が頭で落としたボールを工藤が蹴り込み先制。それから5分も経たぬうちに千葉の若狭がエリア内にて2枚目の警告で退場となり、松本がPKを獲得。これを高崎がしっかり決めて、前半であっという間に2点差がついてしまった。

 人数を一人欠くなかで反撃に出たい千葉だったが、数的優位の相手に攻勢を掛けるのは難しく、逆に宮阪からゴール前の混戦から飯田が頭で決めて、54分で早くも松本が3得点目を獲得。試合を決定づけてしまった。結局、そのままスコアは動かずに松本が3対0で千葉に勝利し、これにより松本のJ1昇格プレーオフ進出(6位以内)が確定。もちろん、松本は2位以内の自動昇格枠を狙うことになる。
 一方の千葉は、6位の京都との勝点差が14と開き、今季もJ1昇格はほぼ絶望となった。

 松本はこのままでJ1に通用するかというと疑問が残るサッカーだったが、それ以上に千葉の一体感や意思疎通のなさが目立ってしまったようだ。

 ちなみに、以前松本に所属していた現千葉の選手に船山貴之、多々良敦斗、吉田眞紀人が、以前千葉に所属していた松本の選手に工藤浩平がいて、個人的にはどちらの選手がどちらのチームだが一瞬こんがらがったりもしてしまったのはここだけの話。

◇◇◇

【J2リーグ 第36節】
2016年10月16日/フクダ電子アリーナ/16:00キックオフ
観衆:12,732人
天候:晴
気温:22.1度 湿度:36%
主審:池内明彦/副審:佐藤貴之、藤沢達也/4審:塚越由貴

 千 葉 0(0-2、0-1)3 松 本

得点:
(千):
(松):工藤浩平(38分)、高崎寛之(43分、PK)、飯田真輝(54分)


〈千 葉〉
≪スターティングラインアップ≫
GK 23 佐藤優也
DF 33 丹羽竜平
DF 20 若狭大志
DF 03 近藤直也
DF 27 阿部翔平 → 北爪健吾(77分)
MF 08 井出遥也 → 岡野洵(44分)
MF 22 アランダ
MF 10 長澤和輝
MF 14 町田也真人 → 吉田眞紀人(83分)
FW 09 エウトン
FW 11 船山貴之

≪サブスティテューション≫
GK 01 岡本昌弘
DF 26 岡野洵
DF 04 北爪健吾
DF 05 多々良敦斗
MF 15 富澤清太郎
MF 06 山本真希
FW 18 吉田眞紀人

≪マネージャー≫
長谷部茂利

〈松 本〉
≪スターティングラインアップ≫
GK 01 シュミット・ダニエル
DF 13 後藤圭太
DF 04 飯田真輝
DF 05 岩間雄大
MF 11 喜山康平
MF 15 宮阪政樹
MF 03 田中隼磨
MF 24 那須川将大
MF 20 石原崇兆 → 山本大貴(70分)
FW 29 高崎寛之 → 三島康平(76分)
FW 23 工藤浩平 → 前田大然(87分)

≪サブスティテューション≫
GK 25 白井裕人
DF 33 安川有
MF 07 武井択也
FW 19 山本大貴
FW 38 前田大然
FW 39 三島康平
FW 41 柳下大樹

≪マネージャー≫
反町康治

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