シンプルに言えば、広島がアウェイで勝ち点をゲットし、東京が勝ち点2を落とした試合だったのかもしれない。
予想以上に広島は攻めてくることなく、後半は東京がボールを持つ時間が長かったものの、フィニッシュに至らずスコアレス・ドローとなった。
連勝もここでストップ。連勝と言っても上位との対戦はなく、中・下位との対戦でのもの。さらなる高みを目指すためには、上位を叩き、こういった引いて守る相手に対してどうこじ開けてゴールを決めるか、ということが必要となってくる。夏の暑さ、ナビスコを含む連戦の疲れ、さまざまな要因はあるだろう。だがやはり、この壁を突き破らないことには明日はない。
そこまで言うのも、今日はチャレンジが少なかったから。互いに慎重すぎるきらいもあっただろう。広島はサイドいっぱいに開くも、前線と後ろの役割がハッキリし過ぎていたし、東京は失点をしないことに意識し過ぎたのか、果敢に前へと突破すること&シュートすることが少なかったような気がする。シュート数は広島の7の倍の14本を打っているのだが(これは後半での東京の時間が多かったことを意味するのだが)、トライすべきチャンスを自ら逃していた感もある。また、試合が膠着し決定的な打開策がないまま時間が進んでいた後半、もう少々早めの選手交代があってもよかったのかもしれない。
とはいえ、内容が酷かった訳ではない。ここまで積み重ねてきたサッカーはしっかりと体現してきている。広島の攻撃もしっかりと受け止めることは出来ていた。だが、そこからもう一歩。もう一歩上を行かなければ、なのだ。広島はミキッチや槙野が出場停止だった。彼らが出ていたら負けていた、ということも言えないだろうが、ベストな布陣でない相手をホームで叩けなかったのも事実。全体的に高い精度のパフォーマンスを維持して結果を残せるようになれば、もう一つ高いところへ進めることは間違いないのだから。
◇◇◇
2009 J1 第19節
FC東京 0(0-0、0-0)0 広島
【得点】
会場: 味スタ
観客: 27,846人
≪STARTING LINE-UP≫
GK 20 権田修一
DF 25 徳永悠平
DF 04 ブルーノクアドロス
DF 06 今野泰幸
DF 05 長友佑都
MF 10 梶山陽平
MF 28 米本拓司
MF 18 石川直宏 (→ 後半43分、鈴木)
MF 22 羽生直剛 (→ 後半33分、田邉)
FW 09 カボレ
FW 13 平山相太 (→ 後半39分、赤嶺)
≪SUBSTITUTION≫
GK 01 塩田仁史
DF 03 佐原秀樹
DF 33 椋原健太
MF 19 大竹洋平
MF 27 田邉草民
MF 40 鈴木達也
FW 24 赤嶺真吾
≪MANAGER≫
城福浩
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