*** june typhoon tokyo ***

第52回 有馬記念

2007 世界一馬券が売れるレース、有馬記念。泣いても笑っても中央競馬今年最後のGIレース。出来ることなら有終の美を飾って終わりたいところ。

 今回のレースは2頭の3歳牝馬が参戦してきた。ファン投票1位のウオッカとGI3勝のダイワスカーレット。ウオッカは牡馬を蹴散らしてのダービー制覇、前走ジャパンカップでは4着と好走したものの、16番の大外枠。中山も未経験。ダイワスカーレットはウオッカに桜花賞、秋華賞で勝っており、目下4連勝中。しかし、古馬牡馬との対戦はなく、こちらも中山未経験。距離延長も微妙なところだ。
 データ的には、6戦無敗で有馬に挑んだファインモーションが5着、ヒシアマゾンでさえ2着が最高。3歳牝馬が高レヴェルであることは認めるが、ウオッカのダービー優勝タイムはダイワメジャーのダービー6着(優勝はキングカメハメハ)のタイムにさえ0.2秒劣る。ダイワスカーレットの先行力は魅力であるが、この相手では楽には出来ないだろう。よって、両馬無印。

 安定性からいえば、メイショウサムソン、ポップロック。取捨が難しいのがダイワメジャーで、距離延長は明らかに不利だが、昨年は3着に入っている。
 昨年の有馬記念を見てみると、

1着 ディープインパクト
2着 ポップロック
3着 ダイワメジャー
4着 ドリームパスポート
5着 メイショウサムソン
6着 デルタブルース
11着 コスモバルク

となる。ディープとポップロックは3馬身差。
 ポップロックは昨年同様ペリエの騎乗。天皇賞・秋では4着に敗れたが、不利もあり、安定感では抜群だ。メイショウサムソンは昨年55キロで5着だが、神戸新聞杯→菊花賞→JC→有馬記念と3歳には過酷なローテーションで使い減りしていた。充実の4歳の今年は大きな取りこぼしはあるまい。ダイワメジャーは、今年、安田記念、マイルCSと勝利。だが、宝塚記念、天皇賞・秋はそれぞれ12着、9着で見せ場すらなかった。ベストを出し切って昨年の3着が最高のパフォーマンスと考えると、ディープがいないとはいえ、昨年同様の走りを期待出来るかどうか。3着候補にはなるか。
 牝馬にダービーを制覇され、菊花賞馬も回避した3歳牡馬勢からは、ロックドゥカンブ。菊花賞3着も、南半球生まれということで53キロで出走出来るのは魅力。また、中山はセントライト記念で優勝している。
 その他では、前走は骨折放牧明けでジャパンカップ14着惨敗も、昨年の有馬記念4着、メイショウサムソンに買った実績もあるドリームパスポート、昨年有馬記念6着、前走ジャパンカップ5着の菊花賞馬デルタブルース、ルメールに乗り替わったハイアーゲーム、中山に実績のあるチョウサンまでか。

 時に今年の世相をあらわすともいわれる有馬記念だが、16頭のなかで1000万条件も卒業していない馬、レゴラスが出走してきた。常識的には“ない”が、“KY=(空気が読めない)”というのが今年を端的に示すとしたら不気味にも思えてくる。1着はないだろうが、2、3着にひょっこり入って穴を開ける…ということも0%ではない。騎手も柴田善臣だ。


≪予想≫

◎ 01 メイショウサムソン
○ 06 ポップロック
▲ 02 ドリームパスポート
△ 08 ロックドゥカンブ
△ 13 デルタブルース
△ 15 チョウサン


◇◇◇

≪結果≫

1着 03 マツリダゴッホ (蛯名)
2着 07 ダイワスカーレット
3着 04 ダイワメジャー
4着 08 ロックドゥカンブ
5着 06 ポップロック

今回は馬場状態がかなり影響した模様。
それにしても武豊、JCと同じく位置取り後ろ過ぎだよ…。
3~5着まではデムーロ、キネーン、ペリエと外国人騎手。
ドリームパスポート6着、メイショウサムソン8着、ウオッカ11着。

そういえば、有馬記念のポスターには、3、7、11番のゼッケンが書いてあったな…。(◎皿◎)ナンデスト!!

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