ホームでのナビスコ杯準決勝第1戦は、逆転勝利。
高橋、権田が日本代表でチームを離れて準決勝初戦。加賀、森重、丸山という最終ラインで臨むも、サイドの椋原、徳永を含めてなかなか噛み合わず。ボランチの長谷川、米本もあくせくする場面が。特に長谷川は、ボールを受けるもすぐに出せず（出してがない？）、不用意にキープするあまりプレッシャーにあい、苦し紛れにパスを出すところを狙われていた。
清水の攻勢が続くなか、FWの高木が怪我で早々に交代となったのは、清水にとっては不運。それでも、ボールを受ける動きが少ない東京に対して、清水は積極的に仕掛ける。東京も数回好機を迎えるが決められないでいると、23分に相手FKから相手にゴール前へ折り返されたところ、徳永のクリアを意図したヘディングがゴールマウスに吸い込まれ、オウンゴールを与えることとなった。
その後も攻守でチグハグが続いた東京は、前半から椋原を田邉に交代して4バックへ変更。結果的にこれで本来の流れを取り戻し、サイドからの攻撃も増えると、右エリアをドリブルで進んだ石川からのマイナスのグラウンダークロスにあわせた梶山が同点ゴールを決める。
後半は引き続き攻勢が続き、何度も絶好機を迎えるも相手GKの山本のビッグセーヴに阻まれる。嫌な流れになりかけたが、攻守が激しくなる中で攻めあがっていた丸山がゴール前へ侵入。梶山からのスルーパスを受けようとする際に相手DFと接触。PKとなり、これをルーカスが落ち着いて決めて逆転。その後もビッグチャンスが訪れたものの、決めきれず、2-1と相手にアウェイゴールを献上しながらも何とか勝利を飾った。
あと1、2点は入っていても良かった試合。だが、先制されるもシステムを代えて逆転勝ちした点は評価出来る。ただ、それだけだ。次はアウェイでの試合。引き分け以上で勝利となるも、アウェイゴールを奪われているだけに、先制されると非常に苦しくなる。この日のような不用意な試合の入り方をすると相手に勢いを与えることになるので、そこには充分に注意を払わなければならないと思う。
丸山が90分出場。これは大きい。また、羽生も帰ってきた。適材適所を考慮して、頭を使ったプレイで次もものにしてもらいたい。
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＜J1 ナビスコ杯 準決勝第1戦＞
2012/09/05 味の素スタジアム
FC東京 2（1-1、1-0）1 清水
【得点】
（東）：梶山（35分）、ルーカス（80分、PK）
（清）：オウンゴール（23分）
観衆：10,347人
天候：晴、無風
気温：27.0度
≪MEMBER≫
GK 01 塩田仁史
DF 05 加賀健一
DF 03 森重真人
DF 16 丸山祐市
MF 07 米本拓司
MF 08 長谷川アーリアジャスール
MF 02 徳永悠平
MF 33 椋原健太 → MF 27 田邉草民（32分）
FW 10 梶山陽平 → MF 22 羽生直剛（84分）
FW 18 石川直宏 → MF 32 ネマニャ・ヴィチチェヴィッチ（68分）
FW 49 ルーカス
GK 31 常澤聡
DF 37 橋本拳人
FW 11 渡邉千真
FW 23 林容平
監督 ランコ・ポポヴィッチ
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清水サポーター。平日なのになかなかの数。
東京側も多く駆けつけて、この日は1万人超。
“ロコ”で気勢を上げる清水ゴール裏。
“ユルネヴァ”中。
選手整列。
梶山の同点ゴール！
ルーカスのPKは……
冷静に決めて、東京が逆転に成功。
アウェイゴールを許すも、2-1で勝利。
清水の選手たちを励ます清水サポーターと梶山インタビュー。
バックスタンドのサポーターに挨拶。
子供たちの声援にも応える選手たち。
ドロンパも上機嫌。
ガッツポーズ（か？）
ゴール裏で待つサポーターのもとへ歩む選手たち。
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