jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

2月14日火曜日

2006年02月14日 | 家族
スピードスケートの結果に落胆しながら
布団に潜り込んだのは3時半を回っていた。

2時間半後の午前6時
いつものように目覚ましがジリジリと鳴く
カラダを右半分だけ起こして
思い切り右手を伸ばし
手探りでベルの部分を掴む
チキチキとトーンダウンした隙に
指先を背後に滑らせてスイッチを切る。

ふんっと気合を入れて起き上がる
まだ暗い窓の外から壁越しに冷たい空気が入り込んでいて
ぶるっと一度身を震わせて階段を下りた。

「?」
寝室と違って階段の空気がぬるい。
階下が明るい。
「あれ?昨夜電気消し忘れたか?」

そう思って居間に入ると嫁さんが起きていた。
「うわ!」
ありえない光景に思わず声をあげた(爆)
「そんなに驚かんでもええやん」と憮然とする嫁さん。

僕はいつもどおりに洗面台に向かい
明かりをつけ歯磨き洗顔髭剃り整髪とルーティンをこなす。
その間にチーちゃんとニパちゃんも起き出してきて
暖かい部屋で二度寝を決め込もうとゴロゴロしている(笑)

シャツとネクタイを選んでスーツに着替えていると
「はい、お弁当。カバンに入れておくね」と嫁さん。

そうか!
今日はバレンタインデー。
皆で早起きして送り出してくれようというわけか!
チョコの代わりにお弁当ってのもいいアイデア!

てなこと考えながら
「おお~ありがとう!」と
ちょっと大げさに感謝の気持ちを言葉にしてみると
「何だか早く目が覚めてヒマだったから」と…(笑)

そういや嫁さんは
昨夜娘達を寝かしつけに行って
そのまま寝てしまったんだっけ
そりゃ9時間も寝たら目も覚めるわな(笑)

それでも娘達は起きてきてくれたし
と思って玄関に向かう。

「パパいってらっしゃーい」
ホットカーペットに寝転んだまま
眠そうな顔で手を振る姉妹…
気まぐれで早起きしただけなのね(笑)

火曜日の幹線道路は空いていて
いつもより10分ほど早く会社に着いた。

2006年初戦!

2006年02月09日 | サッカー
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        【【 作戦発動 】】

   発:kawakero司令
   宛:食う軍各隊員
  
   場所:アメリカ/サンフランシスコ
   目標:アメリカ
   時間:2006/02/11 13:00(日本時間)
   作戦名:キャンドルスティック
   地上波:テレビ東京
   衛星波:-
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 地上波/ゲスト・前園真聖解説・浅野哲也 実況・植草朋樹
 衛星波/-

さぁ、W杯イヤーの今年最初の戦い。
相手はアメリカ。
食う軍的には楽勝ですね♪

アメリカといえばサッカー後進国というイメージでしたが
そこはスポーツ大国。
W杯開催以降メキメキとその力を上げてきており
正直楽観できる試合ではありません。

歯ごたえのある相手との試合は貴重な機会
久保、小野の合流で新生国内組の実力を見せ付けて欲しい。

久保のワントップに小野、小笠原の2列目という
3-6-1フォーメーションを試すようです。
中盤の争いが激化する中
いい結果が得られれば本番でも使えるかもしれません。
ただ、気になるのは
これで点が取れるのか?というところ。
久保ワントップはターゲットにはなるけれど
2列目以降の飛び出しが必要不可欠で
小野も小笠原も人を使うのが上手い選手ではあるけれど
裏に飛び出す動きがどこまでできるのか?
もしくは全体的に押し上げてボランチが飛び出すのか
いづれにしろ攻撃時の上がりとフォローがどれだけできるかが鍵になりそう。

何はともあれ今年最初の戦い。
食う軍的にも気合入れていきたいと思う。

『』バトン

2006年01月30日 | スポーツ
バトンもいろいろありますが
今回はバトンを渡す個人に題を指定してまわす『 』バトン。
kawakero司令から回ってきたお題は「コンチネンタルサーカス」
おほほーこりゃまた渋いお題ですこと

では早速…といきたいところなのですが
そもそも「コンチネンタルサーカス」って何?
という方のために少々解説をば。

「コンチネンタルサーカス」というのは
オートバイの世界選手権の愛称。
参戦するバイクチームはモーターホームという大きなトレーラーに
バイクや機材の他にキッチンやベッドなど生活できる設備ごと
世界各国を移動します。
各サーキットには様々なチームのモーターホームが集まってきて
その様子がまるでヨーロッパ大陸を巡るサーカスのようだというところから
オートバイの世界選手権は「コンチネンタルサーカス」と呼ばれています。


Q1.パソコンまたは本棚に入っている『コンチネンタルサーカス』は?

【パソコン】
PCの中にはほとんど入ってないんだよねぇ
夢中になってたのがPC始める前だったので。
自分で描いたイラストとかその資料写真くらいでしょうか。


【本棚】
実は本棚にもほとんど無い…(笑)
富樫ヨーコの「ホンダ二輪戦士たちの戦い」上下と
泉優二の「グランプリライダー」
直接レースには関係ないけど浮谷東次郎の3部作くらい。
で、
本棚に入りきらないで段ボール箱2箱分くらいにぎっしりと
「レーシングヒーローズ」と「ライディングスポーツ」が(笑)
どちらも2輪のモータースポーツ専門雑誌。
80年代後半から90年代前半までのものが中心。
「レーシングヒーローズ」は休刊になっちゃったけどね。

Q2.今、想像している『コンチネンタルサーカス』は?
今年もロッシがチャンピオンを獲得して電撃引退!
翌年からF1フェーラーリのドライバーに!(笑)
J.サーティーズに続く2輪4輪のワールドチャンピオン!とか(笑)
無いとは言えないんだよねぇ

Q3.最初に出会った『コンチネンタルサーカス』は?
最初は平忠彦だった。
資生堂のCMか何かで見てカッコイイと思い
ちょうど原付の免許取った頃で
バイクへの興味と共にレースにも興味を持つようになった。
フレディスペンサー、エディローソン、ワインガードナー、ランディマモラ
マシンのプラモ作ったりもしたっけ。

実際のレース観戦は1989年の鈴鹿だったと思う。
ペプシカラーのγを操るゼッケン34ケビンシュワンツが優勝したレース。
それから5年くらいは毎年鈴鹿に通いました。

Q4.特別な思い入れのある『コンチネンタルサーカス』は?
何と言っても90年の西ドイツGP!
ウェインレイニーとケビンシュワンツの超ハイスピードバトル
シュワンツがケツを振りながらのスーパーブレーキングでレイニーを交わすシーン。
今でも脳裏にガッチリと焼きついている。

そして忘れられないレースがもう一つ
250ccクラス
93年の最終戦スペインハラマのFIMGP
原田哲也が日本人2人目の世界チャンピオンになったレース。
同年の同じくスペインへレスで親友若井伸之を亡くし
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった若き日本人ライダー達は涙をこらえてシーズンを戦った。
最終戦優勝し、カピロッシが4位以下ならワールドチャンピオンというレース。
若井が後押ししたとしか思えないような劇的なレースを制して
原田はワールドチャンピオンに輝いた。
当時中継していたテレビ大阪の名物アナ千年屋さんの
「ファイナルラップ、原田は若井と共に走っている!」の名実況。
今でも思い出すと涙が止まりません。

Q5.私と『コンチネンタルサーカス』というお題で川柳をひとつどうぞ。
「コンチネンタルサーカス 逆さに読んだら スカーサルタンネ…」

Q6.最後にバトンを回したい5人とそれぞれのお題は?
これ結構しんどいので打ち止めということで(笑)

少し早く起きて

2006年01月17日 | 生活
また今日がやってきました。

いつもより15分だけ早起きして
布団の上に座り
眠っている家族の顔を眺め
ゆっくりと目を閉じた。

午前5時46分

昨年も書いたけれど
幸いにも我が家には直接的な被害は無かったものの
僕の心には薄れる事の無い記憶として
大きく爪あとが残っている。

瓦礫の山のような街
波打つアスファルト
割れた歩道
傾き平衡感覚を奪うビルディング
その光景は想像の範囲を超え感覚を奪う。

くしくも今日
耐震強度偽装問題で小嶋氏の証人喚問が行われる。
どんな気持ちで証言台に立つのだろうか?

いつもと同じ一日には違いないのだが
来年も今日はやってくる。

高校サッカーと大学ラグビー

2006年01月09日 | スポーツ
まともに見たのは準決勝と決勝のみだったのだけれど
いやはや驚いた。

優勝した野洲高校!
すんげー楽しいサッカーをするのだ!

どうにもこうにも
高校野球や高校サッカーというのは
精神論だったり体育会系ノリガチガチで
教育のニオイプンプンのイメージがあって
もひとつ好きになれなかったんだけど
(あと、日テレ中継っていうのもね 笑)

「○○監督のためにチーム一丸となって
 国立ではチームの勝利のために戦います。」
およそ目立ちたがりの高校生とは思えない
言わされてるような言葉…。

野洲高校のサッカーは
とにかく個人技で相手を崩していくテクニック重視のサッカー
それまでの
個人技よりチームプレーという
個性を抑えて全員一丸サッカーとは一線を隔する。

何が楽しいって
どう考えてもフィジカルもスピードもあり
実力もおそらく上であろう鹿児島実業のサッカーを
華麗なターンと高速ドリブル
ゴール前の細かいパスワーク
ヒールパスなどトリッキーでクリエイティヴなプレーの連続で
ドカンドカンと向かってくる相手を
ヒラリヒラリと優雅に翻弄し
まるで歩くようにボールを前に運びチャンスを作る。

その一連の流れの面白いこと!

もちろん個人のボールを触る技術は非常に高いのだけれど
それだけじゃなくてきちんと味方の位置が見えているし
パスワークも正確で全員の意思統一ができている。

まるっきり攻めのチームかというと
守備になると全員が走って戻って粘り強く
とにかく足を出して相手の攻撃を寸断する。
非常に硬いディフェンス。

最終ラインからボールをまわしていくのだが
全く不安がない。
鹿実の前線からの素早いチェックも
ディフェンダーがテクニックでヒラリと交わすのだ!
なんてカッチョイイんだ!

もちろん
泥臭い伝統の高校サッカーを否定する気はサラサラないのだが
その伝統の呪縛に一矢報いるサッカー。
こういう個性的なチームがもっと出てくると
高校サッカーも非常に魅力的なものになると思うのだ。

その可能性を見せてくれた野洲高校は本当に素晴らしい。

延長後半9分の決勝ゴールなんて
ヨーロッパのトップリーグか
セレソンのゴールを見ているようだった。

美しくカッコよく勝つ。
これぞサッカーの醍醐味!

さて
先日の大学ラグビー決勝。
早稲田の強さは群を抜いているのだけれど
サッカーとは対照的に
徹底的に確実に基本に忠実で
チームがチームとして機能している。
決して華やかさや派手さは無いのだが
それこそが強さなのだ。

今年の大学選手権で思ったのだけれど
ラグビーってこんなにターンオーバーの多いゲームだったっけ?

早稲田を除くどの大学も
マイボールがキープできない。

もちろんディフェンス側が
ボールに働きかける技術を身につけているのはある。
それにしてもああも簡単にボールを奪われては
どんなに頑張ったって勝ち目はない。

サッカーとは対照的に
ラグビーはもっとストイックに
チームのために戦うべきだ。
誇り高く美しく勝つために。

謹賀新年

2006年01月06日 | 家族
WEB版年賀状でございます。
チーちゃんニパちゃんにくわえて
嫁さんも公開です(爆)

さて、
更新サボってた年末年始はこんな感じ。

12月30日(金)
昼間から遊びに出かけ
夜は友人達と最後の忘年会。
ちゃんこなべ(イマイチ)とカラオケで
終電ダッシュ。

12月31日(土)
チーちゃんに起こされる。
二人で朝ご飯作って食べて
昼頃家を出る。
友人に会ってお昼を食べた後日本橋に移動
中古PCのショップを回って
中古のノートPCを購入。

家のPCが不調で年賀状印刷もままならないので…
PEN4でCD-RついててXP入ってて5万ちょっと。

帰宅後鍋食って蕎麦食って
ノートPCセッティングして年賀状印刷
紅白見せてもらえず
またナイナイのダラダラした番組で新年を迎える。

1月1日(日)
年明けの瞬間
自然に皆正座して挨拶。
「あけましておめでとうございます」

夜が明けたら年賀状の印刷と宛名書き。
結局宛名は手書きにした。

昼前に近所の神社でお参りして
嫁さんの実家へ。

エビ食って酒飲んで
エビ食ってワイン飲んで
エビ食って寝た。
エビのゲップが出た(爆)

深夜まで年賀状の印刷と宛名書き
夜中2時すぎに今度はプリンタが壊れた。

1月2日(月)
お年玉でニンテンドーDSを買うんだと
意気込むチーちゃんに起こされる。
胃の調子が悪く身体もダルイ。
熱は無さそうだけれどマトモに動けない。

それでも正月やし(笑)
チーちゃんニパちゃんと一緒にいられる貴重な時間なので
何とか起き上がってウダウダ過ごす。

胃薬飲んで少しマシになる(オオタイサンイイクスリデス 笑)

トイザラスに出動。
チーちゃんはDSと牧場物語というソフトを
ニパちゃんはお絵描きボードを購入。
家電量販店でプリンタも…
嫁さんはずっと前から新しいのが欲しいと言っていた
スキャナとコピーのついたオールインワンのやつ。
デジカメからダイレクトにプリントできるのが何より欲しかったらしい。

帰宅後プリンタのセッティングをして年賀状印刷の続き。
「スゴイ!こんなに綺麗に印刷できるんだ!」
「だからもっと早く買えば良かったのに」と嫁さん。

チーちゃんはDSに夢中。
ニパちゃんもお絵描きに必死。
僕と嫁さんは深夜まで年賀状書き。

1月3日(火)
何もしないで一日終わった(笑)

正確には
僕と嫁さんはテレビ見て年賀状の追加分を書く
チーちゃんはずっとゲーム
ニパちゃんは踊ったり絵を描いたり
そんな風に一日が終わった。

それにしてもお笑い番組多いなぁ
レギュラーは年末から3回も同じネタしてるし
ほっしゃんのシベリア文太ネタはもっと見ている(笑)

1月4日(水)
朝からテレビを見る。
米朝一門の落語会をやっている。
ざこば師匠の話が面白い。
なんてことない普通の話なんだけど
話芸というかあの人自身の持つオカシサというか。
米朝師匠はもう国宝ですからねぇ…
話がどうこうというより高座に上がってるというだけで
客も視聴者も納得してしまう。
もちろん面白いんだけどね(笑)

昼は今年初の外食。
以前から気になっていたラーメン屋さんにでかける。
ニパちゃんがモリモリと食べた。

その後出社して夕方まで仕事。
初出社が休日出勤とは…
今年も前途多難っぽい(苦笑)

1月5日(木)
昼頃のそのそと起きる(笑)

ご飯を食べた後
新しいノートとプリンタの置き場所を確保すべく
PC周辺の整理と大掃除をする。

たっぷりとホコリまみれになりながらも
何とか形になったような気がする(苦笑)

夜は家族でスーパー銭湯へ。
手足を伸ばせる風呂は気持ちいい!
先に上がって嫁さんと娘達を待つこと30分。
すっかり湯冷めしちまったよ…

まぁ、こんな感じの年末年始
相変わらずの一年になりそうですが
皆様、本年もよろしくお願いいたします。

クリスマスイヴ

2005年12月24日 | お絵描き
何だかやたらと寒いですねぇ。
この寒さのおかげで
全国あちこちでホワイトクリスマスを迎えられそうですね。

そんなわけで
今年もチーちゃん用に作ったクリスマスカードを公開します。
小学4年生のチーちゃんは
まだサンタさんを信じているようです。
今年もサンタさんからと親からと
2つのプレゼントを用意しました…

早く真実に気付いて欲しいような欲しくないような(笑)

そういう僕は
未だにサンタさんの存在信じてるんですけどね♪










今年も忙しいながらも
素晴らしい年でした。
今まで支えてくれた全ての仲間達
そして今年新たに出会った仲間達に
少しでも感謝の気持ちが届くといいのですが。

こちらにPDFのファイルも置いてあります。
A4サイズで「その1」の裏面に「その2」を印刷して
真ん中で二つ折りにすると絵本型のカードになるはず(笑)です。
それぞれ切り離して4枚のカードにしてもいいかも。
よろしければお持ち帰りください。

皆様にとって素敵なクリスマスでありますように。

運の強い男

2005年12月10日 | サッカー
2006ドイツW杯の組合せ抽選会が行われた。
日本の組合せも決定した。

グループF
6月12日 VSオーストラリア
6月18日 VSクロアチア
6月22日 VSブラジル

しかし
ジーコというのはつくづく運の強い男だ。
組合せの結果を見て真っ先に思った(笑)

W杯を最後に退任することが決定しているジーコ
母国ブラジルとW杯で対戦する事になったのだ。
出来すぎのストーリー。

この組合せは日本にとっては良い組合せだと思う。
まず、目標がはっきりした。
何が何でも初戦の勝利だ。

ブラジルの予選通過はまず確実と言っていいでしょう。
当然決勝を見据えての闘いとなるわけで
最初の2戦で決勝トーナメント進出を決めてしまえば
3戦目はガチガチで来る事はないでしょう。
勝つことは難しいだろうが引き分けは計算できる。

クロアチアは確かに強い。
フランス大会でも負けている。
が、今はもう当時の日本とは違う。
何より日本は東欧のチームには苦手意識は無く
案外相性がいいのだ。
最低でも引き分けは狙える。

問題はオーストラリアだ。
ここにだけは何としても勝たねばならない。
オーストラリアに勝つ事で後々の戦いがぐっと楽になる。
プレーオフでウルグアイを破った実力はダテじゃない。
日本が苦手な高さもフィジカルもある。
自分たちのゲームができれば負けることは無いだろうが
相手にあわせるとやられる可能性がある。

日本はとにかく初戦に全力を注ぐ。
そこさえクリアすれば決勝トーナメントは見えてくる。
目標は明確だ。

頑張れ!日本!

それは握手から始まった。

2005年12月05日 | 生活
奇妙な夜だった。

昼間強い雨が降ったかと思ったら
夜は強風が吹き荒れた。

冷えきった空気の塊がぶつかると
ガラス戸がシャンと揺れ
木造の家はピシと軋む
絶え間なくコオォォと風の鳴き声…

例のレーザー美顔機を使い終えた嫁さんが
PCの前に座る僕に右手を差し出した。
反射的に僕も右手を差し出すと
まるで完走したマラソンランナーを励ますように
ぐっと手を握り肩をポンポンと叩いて
「おめでとう、おやすみ」と言って寝室に上がって行った。
僕はPCの前に取り残された。

晩御飯の後転寝してしまったからだろう
なかなか眠くならなくて
気付いたら3時を回っていた。
相変わらず空気の塊は家を揺さぶり続けていて
泣き叫ぶような風の声も大きくなっているような気がする。
テレビとPCの電源を落として
僕も布団に潜り込んだ。

よく冷えた布団の中で
身体を丸くして毛布にぐるりと包まった
やっぱり眠れない。
何度となく寝返りを繰り返し
その度に首元から入ってくる冷気に身を震わせた。

夢を見た。

ギョロ目のミニラに似た女子ゴルファーが
優勝会見で変な事を口走っている。
地震が来るだの火山が噴火するだの天変地異が起こると
オカルトチックな発言を
センセーショナルにテレビが報じている。

地震があった。
震度は1くらいだろうか?
天井から下がる電灯がゆらゆらと揺れている。
予言が当たった?
バカな…

現場からのリポートが入る。
リポーターの背後の山から噴煙が上がっている。
カメラマンが早く帰ろうと叫ぶ。
次の瞬間山が大爆発を起こす。
慌てて逃げ惑う報道陣に火砕流が迫る。

リポーターが転ぶが誰も助けずに走り去る。
リポーターに迫る噴煙。
そこに自衛隊の装甲車の車列が現れ
リポーターを拾い上げた
住民の残した自転車を踏みつけながら
装甲車は走り去る。

山の中腹にあった研究所のような施設
いつの間にか建物自体が忽然と姿を消している。
何が起こっているのかわからないが
日本各地で次々と天災が起きているようだ。

獣道を息を切らして上っていく。
何かの取材陣のようだ。
山頂のわずかなスペースに
プレハブの建物が3つほどコの字に並んでいる。

小屋の中はよくわからないが
何やら機械類が山のように積んであって
ボアのついたオレンジ色のヤッケを着た職員が
何人かメーター類をチェックしている。

その中のリーダー格の男に話を聞くため
大き目の木製テーブルに座る。
女性職員がアルミ製のマグカップにコーヒーを入れ
目の前に無造作に置いてくれた。

民間の気象観測の会社だとリーダー格の男は言った。
どこか懐かしく聞き覚えのある声。
リーダーの男は篠田三郎だった!

とここで目覚ましが鳴った。

まだ部屋の中は真っ暗な午前6時。
風は相変わらずコオォォと鳴いている。

冷たく乾いた空気の塊が窓を叩くと
家がグラと揺れピシと軋む。
結局
眠ったのか眠っていないのか
わからないまま出社した。

まったく奇妙な夜だった。


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この話を書こうとして
夢の出演者で唯一の有名人
篠田三郎氏について調べてみた。
http://dir.yahoo.co.jp/talent/12/m93-1592.html

プロフィールを見て驚いた。
誕生日が12月5日。
つまり今日だったのだ。
彼の誕生日が僕と同じだったとは
今朝検索するまで知らなかった。

奇妙な夜はまだ続いている。

サッカー観戦とデジカメデビュー(笑)

2005年11月28日 | 家族
朝からワクワクして張り切って
一人早起きのチーちゃん(笑)
そう、半年ぶりにウイングスタジアムに行くのだ!

11時に友人の息子Mくんと駅で待ち合わせして出発。

ゲーム開始は15時だがチケットの受け渡しと座席確保のために
13時頃にはスタジアムに到着したい。

電車の乗り継ぎがいつになくスムーズで空いている
近鉄もJRも座席を確保できた。
予定より大幅に早く三宮に到着した。

地下鉄に乗り換える前に腹ごしらえ。
昨年同様マクドを買って外で食べる。

三宮花時計前駅の真上にある
階段状になったスペースに腰掛けて食べた。
雨上がりの風が冷たい。

頃合を見計らって地下鉄でいざスタジアムへ。
神戸の地下鉄はエコファミリーという制度があって
大人1人の料金で子供2人まで無料で乗れるのだ!
非常にありがたい(笑)


スタジアムの入り口で友人と落ち合い
チケットを受け取って入場。
今回はメイン自由席の前から2列目。

ここで威力を発揮するのが新しいデジカメくん(笑)
コーナーを撮ってみたがここまで寄れるのだ!


ゲーム開始までにビールを飲んだり
スタジアムをウロウロしたり
ウォームアップを眺めながら
友人と電話したりして過ごす。
このまったりとしていながらも
緊張感が高まっていく感じがとても好きだ。


ヴィッセル神戸-サンフレッチェ広島戦キックオフ。
ゲームは中盤でのミスが相次ぎ
どちらもゴール前までなかなかボールが運べない
少々退屈な試合運び。

入場者全員に配られたハリセンを叩いて
チーちゃんもMくんも応援!

1-1で前半を終了し後半。

芝生を蹴って走る音
ボールが弾む音
目の前で繰り広げられる1対1の攻防
コーナーキックの緊張感


ナマの迫力がヒシヒシと感じられる中
北本のゴール!

沸き立つゴール裏。

目の前でゴールの瞬間を見た子供達は大興奮!

その後追いつかれ逆転を許し
ゲームは2-3で逆転負け。

今季大ブレークでノリにノッてる佐藤寿人のハットトリックにやられた。
佐藤はこれで大黒を抜いて得点ランキング日本人トップ。
このまま大きな花を咲かせる事ができるのか?

チーちゃんは試合後も
「カズがいてたら勝ってたで」と何度も言う。
帰宅後のスポーツニュースで
カズがシドニーで2ゴールを上げた事を知って
「やっぱりカズがおらんから負けたんや」とチーちゃん(笑)

ブラジル帰りの若きカズはヴェルディで憎らしいほど活躍した。
代表戦ではそんなカズのゴールを渇望し興奮した。
ドーハで最後のコーナーキックに寄って行ったのはカズだけだった。
フランスのピッチに立たせてあげたかった。
まさか親子してカズを応援するとは思わなかったよ(笑)

試合後はホーム最終戦のセレモニーがあった。
サポーターのブーイングに迎えられた三木谷社長の挨拶(笑)
それは本気でやってくれよというサポーターの激励にも聞こえた。

スタジアムを後にして友人達と一緒に焼肉を食べに行き
今回は21時半ごろ帰宅。

帰りの電車でチーちゃんは
J2でもヴィッセルを応援すると言い切った。
こういう小さなサポーターの声を
1年でJ1に復帰という結果で見せて欲しい。