Jun Sweets

主婦のレース編みと日々の出来事

刑事7人 第7話(ネタバレあり)

2019年08月29日 | 日々の出来事

冒頭、背広姿の男が走っている。男は呼び出し音がなる公衆電話に駆け込み、

何か話すとまた走っていく。

廃倉庫で男性の遺体が発見される。被害者は松永修一(生島翔)。

しかし現場には争った形跡がなく、凶器のナイフは現場に残されていたが指紋はなかった。

そしてカバンの中に現金が残されており、怨恨によるものではと思われた。

法医学教授・堂本(北大路欣也)の鑑定が行われたが、死後硬直から割り出される死亡推定時間と

直腸温度から割り出される死亡推定時刻に大幅な差があったため、

堂本は被害者は2度死んだと宣言し、天樹(東山紀之)達は驚く。

死斑からも推定時刻は割り出せるのだが、首からの出血量が多かったために推定することは無理だった。

周辺で松永の目撃情報はなかったが、青山(塚本高史)が走っている男がいたという目撃証言を得ていた。

それも現場から10キロも離れた場所で時間も14時頃で2つの推定時刻にもはまらない。

背広姿のサラリーマンとアロハを着ていた松永とでは着ているものが違ったため、関係ないものと思われた。

海老沢(田辺誠一)が会社の秘書から共同経営者・尾中勝也(阿部良平)と言い争っていたと証言を得た。

また春日正一(細山田隆人)は松永の妻・真由美(片山萌美)の元カレで

真由美は春日によるストーカー被害にあっていた。

尾中と春日の名前を聞いて、天樹は聞き覚えがあったのか資料で調べ始める。

海老沢は再度尾中を訪ねて聞くが、言い争うことはよくあることだと言う尾中。

午前中は取引先とカントリークラブに、夜はスポーツバーにいたと証言する。

青山と水田(倉科カナ)が春日を訪ねる。

午前中は夜勤明けで寝ていて、夜は職場の仲間と夜釣りをしていたと証言。

春日は尾中にあたったのかと聞く。尾中とは知り合いだった。

水田にストーカーの疑いについて言われ、かなり動揺してする。

松永と尾中、春日は10年前にオーストラリアに留学しており、そこで起きた未解決事件、

金田健介さんの殺人事件で繋がっていた。

松永の妻・真由美に話をきくと、春日には半年前からストーカーされていた。

周辺では不審者が目撃されており、その不審者の似顔絵は春日によく似ていた。

松永の車が発見されるが現場から40キロも離れた場所だった。

天樹はまだオーストラリアの事件を調べていた。

海老沢は関係ないだろうと言うも、まだ何か引っかかる様子の天樹。

海老沢は尾中を取り調べる。スポーツバーで彼を見かけた人がいないからだ。

春日を調べろと言う尾中にオーストラリアで親しくなったのに

彼に罪をなすりつけるんですか?と言うと、様子がおかしくなる。

水田達は春日を取り調べる。松永の電話番号も知らない家がどこかも知らないと春日は言う。

松永の自宅周辺で不審者情報があると青山が言うと、自分じゃない!と青山につかみかかるほど激高していた。

尾中と春日の共犯説がでるが、まだわからないことばかり。

天樹は堂本を訪ね、死亡推定時刻について聞くが新たな発見はないと。

天樹が10年前のオーストラリアの事件が関連があるかもと話すと、堂本は被害者・金田健介の名前を口にする。

実は金田健介は堂本の親友・金田(清水綋治)の孫だった。

そのことを聞いた天樹は、堂本の提案で二人で金田の家を訪ねる。

金田は元生物学者だった。健介の事件のことで話を捜査情報を伝えて聞くも、分からないと答える金田。

天樹は部屋にある写真を見る。そのそばで8月15日の日付の入ったオーストラリアのお土産を見つける。

金田は孫の健介の事件の際に倒れてからずっと車いす生活だった。

野々村(白洲迅)が資料に会った写真から松永と一緒に写っている女性が

二人とも同じペンダントと身に着けていたことに気づく。

天樹は野々村と共に真由美を訪ねオーストラリアでの写真を見せるが、初めて見る写真だと。

真由美と娘は事件の日にプールに行っており、

携帯が持ち込み禁止のプールだったため、真由美は何度もかかる松永からの電話に出ることは出来なかった。

実は事件の3日前に真由美はSNSにプールに行くことを書き込んでいて、

SNSさえ見れば誰もがこの日真由美と電話がつながらなくなることはわかることだった。

天樹たちはサラリーマンが目撃された現場に行く。

公衆電話の近くにゴミの不法投棄している場所があった。

その中にカバン、靴にワイシャツなどが見つかる。調べた所、やはり松永の物と判明。

松永は犯人に娘を誘拐したと言われて現場まで走ら挙された挙句、

死亡時に着ていた服にまで着替えさせられていた。偽装誘拐とは知らずに。

40キロも松永を走らせた意味とは? 天樹は堂本に確認する。

結果、犯人が走らせた原因は死後硬直を早めるためだった。

運動直後だと脱水症状により死後硬直は早まる。その為に松永を炎天下の中、40キロも走らせたのだ。

天樹は祖父である金田を疑うが、堂本はそんな男ではないと。

天樹は写真に写っていた健介の恋人であろう女性・谷沢果鈴(黒川智花)が帰国していることを知り、彼女に会う。

健介との付き合いは認めたが、他の3人のことは何も知らないと答える果鈴。

さらに金田さんに会ったのでは?と尋ねるも彼女は首を横に振るだけ。

オーストラリアのお土産があったから間違いないと思われるが、何も言わず立ち去る果鈴。

金田にも会うが彼には夏祭りの準備をしていたというアリバイがあった。

空白の時間は日課の昼寝をしていたという1時間だけ。

野々村と共に車いすで検証をしていた時、

現場からは川向うになる場所であるものを見つける。丸いシートだ。

やはり全ては金田が仕組んだことだった。

松永家にあった不審者情報のチラシは松永家だけに投函されたものだった。

現実には春日は松永家には行っていないのだ。

しかし度重なる無言電話(これも金田の仕業)があったせいで松永は簡単に騙されたのだ。娘が誘拐されたと。

そして金田は取引先を装い松永を電話で会社に呼び出した。

公民館の公衆電話の通話記録から、松永の携帯電話、そして公衆電話への通話が確認された。

尚且つ、光の入らない暗い倉庫内を丸いシートをレフ版代わりに太陽光が入るよう計算して設置、

本来なら20度の倉庫内をこれにより高温にした。

しかしそれだけでは殺せない。金田は倉庫にあるロッカーの中に殺人装置を作り上げたのだ。

松永の身長・体格など全て計算しつくして、扉を開けると首を狙ってナイフが飛び出してくるように。

倉庫の中にあった古い自転車等に松永の指紋があったのが何よりの証拠だった。

本当の死亡時刻は15時頃だが、早い死後硬直により推定時刻をずらした。

果鈴も全てを証言した。オーストラリアで彼女は尾中たちに襲われたところを健介に助けられた。

だから健介が撲殺された時、尾中たちを疑ったが、

健介が襲われたことを見たわけでもなく、証拠もなかったため、ずっと心の奥底にしまっていた。

帰国してきた時に、このことを金田に伝えたことで、事件が始まったのだ。

金田はただ一つ、彼女に頼んでいた。

出会い系サイトに登録して、尾中をスポーツバーに呼び出すことを。

金田は言う。「彼女は何も知らなかった。その子には何の罪もない」と。

そして真相をつきとめてくれて感謝すると言ってナイフで自殺しようとしたが、

堂本が傷を負ってまで止めた。「俺の知っている金田健太郎は自分の罪を償わない奴じゃない。

例え病魔に侵されていようとも責任はとる男だ。」と言って。

堂本は傷も自分が着けたと言って金田をかばった。

冒頭シーンで、これは誘拐事件だなと思いましたが、

まさかの偽装誘拐で着替えさせられていたことには全く気づきませんでした

犯人と目された尾中たちもどうりで動揺するわけですよね。

証拠がないとはいえ、自分たちが殺人を犯しているのだから。

連行される前の金田に堂本が「ここは自分たちが遊んだ場所にそっくりだ」

と言っているシーンが何とも悲しかったです。

死後硬直の早まるやり方は局は違うけど「名探偵コナン」でもありました。

堂本が説明がしている時に、あ~!あれか!と気が付きました。

確かコナンでさせた運動は卓球でした

弁慶の立ち往生をヒントに、コナン誘導で毛利小五郎が起きていて解決させた数少ない事件の一つ。

あ、話が脱線してしまいました