まいど!にゃんこふです。
ある日、ツーリング仲間の一人が奥さん手作りのキーホルダーや、ウォレット(財布)を持ってたのです。ひと目見て気に入っちゃいました。
何を作るかも決めてなかったので、色や厚さ関係なく5枚程選んでカゴに入れました。
陳列棚の横の壁にも色んな商品が下がってました。中でも目を引いたのが小ぶりのフォークのような形状をした物。
その足で本屋へ直行しましたが成果なし、後日住んでたアパート近くの図書館へ行きました。
ちまちまものづくりシリーズ2回目は、趣味のひとつであるレザークラフトについてです。
私は高校生の時に自動二輪の免許を取得。以来20年以上バイクに乗ってました。
だから、と言う訳でもありませんが、革には結構親しみがあったんですね。
革ジャンはもちろん、皮ツナギ(レーシングスーツ)なんて物を着てた時期もあったんです。
ある日、ツーリング仲間の一人が奥さん手作りのキーホルダーや、ウォレット(財布)を持ってたのです。ひと目見て気に入っちゃいました。
今ならPCやスマホで簡単に作り方や材料売ってる店を検索できますが、時は80年代初め、そんな情報源はまだまだありません。
近くに趣味でやってる人がいれば良かったのですが…件の革小物持ってた人は、レギュラーのツーリングメンバーじゃなかったので連絡先もわからず、聞く事も出来ませんでした。
だからもうイチから探しましたよ〜。
商店街のカバン屋さんから始まり、文房具屋さんなどなど、思いつく場所を片端から回りました。
そしてたどり着いたのが手芸店(最初から気付けよって話ですが…)でした。
地元の店には取扱いがありませんでしたが、それでも電話帳で調べてなんとか探し当てる事ができました。
店に行くと布地や裁縫道具の並んだ一画に、レザークラフトコーナーはありました。
筒状に丸めた革や色んな道具が狭いスペースに置いてあります。
が、驚いたのは革の値段!まさに「思てたんと違う」金額でした。
持って行った予算では、とても買えそうにありません。でも、ふと横を見ると段ボールの中に革の端切れが沢山入って売られているではないですか!
革の裏には値札シールが貼られており、どれも1,000円以内。
何を作るかも決めてなかったので、色や厚さ関係なく5枚程選んでカゴに入れました。
道具は何をどう使うかも全く分からなかったので、とりあえずこれは必要だろうと思われる糸、縫針、接着剤なんかをカゴへ。
陳列棚の横の壁にも色んな商品が下がってました。中でも目を引いたのが小ぶりのフォークのような形状をした物。
これは目打ちと言って革を縫う時に予め穴を開ける為の道具です(あ、この時はまだ名前は知りません)。
剣先の数が色々あったのですが、とりあえず4本と2本の剣先をチョイス。
たったこれだけでもそれなりの金額になったので、この日はここまでと帰ろうとした時、陳列棚の上に鎮座する樹脂製の小型トランク状の物を発見。
popにはレザークラフト入門セットとあります。表面はビニールに覆われてましたが、中に入ってる物は見えました。
私が買った糸や目打ちも入ってました。他にも金属製の棒の先に何やら模様の付いた物、軟膏(?)のような容器が2個、他には用途の分からない物がいくつか…中でもひときわ存在感があったのが木槌。これも当時の私には用途が謎な物でしたね。
値段が張る事と、この手のセットには絶対使わない物も入ってるという個人的な思い込みで購入はしませんでした…ま、予算が足りない事が一番の理由でしたが(笑)。
やっぱり入門書みたいなのは必要だなと思いましたが、ここには置いてないようでした。
そうだ、本屋(または図書館)へ行こう・・
その足で本屋へ直行しましたが成果なし、後日住んでたアパート近くの図書館へ行きました。
洋裁や和裁などが並ぶ書架にはありませんでした。だめか…諦めかけた時、盆栽や植木の手入れ、日曜大工などの実用書が並ぶ書棚の隅に「楽しい皮細工」(えっとタイトルはうろ覚えです)という布張りに箔押しというどこかクラシカルな装丁の本がありました。
手にとって開いて見ると、写真とイラストは載ってますが、全てモノクロでなんか古い感じ。
それでも革の部位や名前、作業前の革の処理や縫い方などが図版と共に紹介されてました。うん、諸々解りにくいっちゃ解りにくいんですが、充分充分。後は例によって、ちまちまやって行くだけ。
この本で見た知識や技術が私のレザークラフトの基本となっています。
てな訳で現在までunderhand sidelike(笑)でやってきましたが、作るのは主に小物ばかりですね。小銭入れとかキーホルダーとか、大きくてもせいぜい二つ折りの財布位まで。
何度か鞄とかトートバッグにもチャレンジはしてみましたが、モノが大きくなると逆に細部のアラが目立つんですよね、それに私が作る物って、なんか変にゴツくなっちゃうんですよ。
基本完成したら人にあげちゃうので手元にはあまり残ってません。あるのは30年位前に作った小銭入れとかキーホルダー、それに勢いだけで作った習作が少し。自分でも用途が分からないものもあったりします(笑)
画像の小銭入れとキーホルダー、すごい色でしょ?良く言えば経年変化、普通に見れば手垢で色が変わっちゃってます。
ま、味と言うかなんというか、その辺が私が革が好きな理由なんですけどね。
コメントありがとうございます
レザークラフトの材料
色々あるんですね!以前東急ハンズでちらっと見たことありましたけど 私も作ってみたいです
作品もすごいです!