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慌ててしまう気持ち、よくわかるから…

2011-02-04 18:54:15 | レッスン日記

少しだけ気温が暖かくなりそうな予感を感じる気もしてきました
こんにちは!バイオリン講師の丹羽麻希子です

 

今日は、レッスンでよくあるお話を一つ。

楽器を弾いてる最中に、同じ個所で引っかかってしまったり、先生に同じ場所を何度も注意されてしまったり。
これって、楽器を習ってる方ならわかると思うのですが、「よくある話」だったりします
けど、このことを「よくある話」で済ませてしまうと、なかなか楽器は上達しないもの。

それと、何度もひっかかてしまう事や、先生に何度も同じ注意をされてしまう事を
『練習不足』で片づけてしまっていませんか?

たしかに、そうかもしれないんですが、その前に一つ心がけてほしい事があるんです。

間違える箇所ほど、『頭を整理する事』を忘れないでいてほしいのです。
どうしても、弾けなかったり何度もつまづいてしまうと、焦ってやみくもに何度も繰り返して弾こうとしてしまうんです。

そんな時こそ、まずは一呼吸して頭の整理を始めましょう。
まず、

1. どこを間違っているのか

これを明確に探し当てる事が大事です。「譜面のここら辺が間違う~」というよなアバウトな感じではなく
この音が間違えるとか、このボーイングが間違ってしまう、この音程が悪いというように、
しっかり譜面を見て確認する事が大事です。
まだまだ初心者の方は、弾く事に一生懸命でなかなか気づきにくいですから、先生に注意されたところを
しっかりお家に帰ってもわかるように、自分自身で書き込みをしてみましょう

2.間違いを直すためにはどうしたらよいか考える

案外皆さんが飛ばしてしまうのは、このどうしたらよいのか考える。ということを省いてしまう事が多いようです。
バイオリンで言えば、立つ姿勢、構え方、弓の持ち方、左手のひじの角度、バイオリンを肩に乗せる場所などなど、
(言えばきりがないのですが(笑))
弾く事の前に意識してほしいことが、いっぱいあります。
もちろん自分では確認しずらいですから、先生がいろんな角度からアドヴァイスして下さるので、しっかりメモ書きしましょう。

3. イメージする事

先生が注意して下さる事って、その場ではわかるんですが、お家に帰ってしばらくたってからだと、案外忘れてしまうもの
だから、自分でイメージしやすい言葉で、メモ書きをしてほしいのです。
それから、自分が注意したい事をしっかり頭において、イメージしながら(自分を客観的に見るように)演奏します。

とまぁ…まだ言いたいことは山ほどあります(笑)
けど、たくさん言いすぎると、焦ってしまう原因になってしまいますから、これぐらいで!

一言でまとめると、弾けない時に焦ってやみくもに弾くよりも、一呼吸おいて、一回楽器をおろして、譜面を見直してみましょう
これだけでも、随分と効果が出てくるはずですよ

そして、みんなの「頭の整理」を上手に促すのが、私たち先生の役目です

JUNO MUSIC SCHOOL 丹羽麻希子

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