JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
Queens of the stone age/Songs for the deaf クイーンズ・オブ・ザ・ストーンエイジ/ソングス・フォー・ザ・デフ
バンド名を日本語訳すると「原始時代のオカマ」とライナーには載ってました。アメリカ人ってオープンだけど、
ゲイとかを必要以上に笑いものにしますよねー。それは良い事か悪い事かは放っておいて、このアルバム名も
わりと壮絶です。「耳の聞こえない人のための歌」直訳するとこうなります。
彼らが、このアルバムの1つのコンセプトとして「耳の聞こえない人」を「こういう作品に耳を貸さない人」と
いう捕らえ方をして題材として取り上げているようです。
アルバムのジャケット右下、主にヒップホップや激しい音楽を収録しているCDについてる白地に黒のマーク
なんですが、日本で言う 「18禁」みたいなものです。
「過激な表現が含まれている作品」という意味みたいですね。納得です。
肝心の音のほうはベースがブンブンなって、ギターはひたすら同じリフを繰り返し、聞く者に高揚感を与える
作りになってます。そもそも、ブラックサバスなどへヴィメタルの元祖と呼ばれる人たちが、好んで使っていた
手法のようで、現在では様々な要素が加えられ、その聞くものを狂わせる覚醒作用から「ストーナ・ロック」と
ジャンル付けされています。本人達はカテゴライズされることを嫌がってるようですが。(当然といえば当然。)
Queens Of The Stone Age - No One Knows (Official Music Video)
彼らの前作のアルバムが評価をえて満を持してのリリースだったのですが、以前から彼らの大ファンだったらしい
元ニルバーナ、現フー・ファイターズのデイヴ・グロールがドラムで全曲参加!(すごすぎ。あり得ない。)という
バックアップもあってアメリカでもヒットを飛ばしましたね。
実際、私もデイヴ・グロール の参加を通じて彼らを知り、その魅力にドップリ浸かってしまいました。
このアルバムはラジオから曲が流れてくるという設定で途中でメキシコ人のMCが入るなど、面白い作りになってます。
また楽曲自体の出来が本当に良く、ドラムに徹したデイヴの力強いドラミングと、乗っかるリフ、ぶっといベースに脳が
揺さぶられます。
ただひたすらロックの狂気じみた部分、そしてどこか冷めたようなクールなボーカルが、カッコいい一枚です。
Queens Of The Stone Age - The Lost Art Of Keeping A Secret (Official Music Video)
QOTSA - Live (Pink Pop) - (03) Another Love Song
ちなみにベース&ボーカル担当のニックが、このアルバムリリース後、脱退を表明してしまいました。せっかく大きな成功を
手にして、これからって時だったのに非常に残念でした。
前作「R指定」も好きですが、砂漠のような乾いたポップを展開した本作がおすすめです。
QOTSA - Live (BDO 03) - (01) Feel good Hit of the Summer
※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※
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