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座敷に予約のお客様 カウンターには同伴のお客様がいてちょうど忙しい時でした。 まだ 宴会の料理がでてなかったので手伝うことになり10数年ぶりに貴州のまな板の前に立ちました。 最初に一言いうわれたのが、英史 板場は包丁もってなんぼぞ! この言葉に目が覚める思いでした。 右も左もわからない私を厳しく教えてくれた親父に恩返しもせず 今は包丁を持たない経営者になり・・・
でも 刺身をひき 焼き魚の串をうち 体はまだ覚えています。
本当は カウンター商売が好きです。 魚さばいて天婦羅揚げて鯛の荒だきを作れる自分がいることを忘れかけてました。 板場の道は 人一倍厳しい環境で修行するから 心ある料理が作れる 茄子の煮物 親父の味は20年前とぜんぜん変わらない。 変わらないすごさ! こころが変わらないから同じ味
いつまでたっても越えられない人 いつまでたっても尊敬する人です。