綴り箱

今、そして思い出綴り…

カンファレンス…

2015年06月08日 | 日記
1日に様子を見に行って、3日に病院から家族への説明ということで
5日にカンファレンスを受けてきました

父と母、妹、私と主人、娘と息子
娘と息子も加わり、大勢でのカンファレンスとなりました

担当の先生は、とても分かりやすく
家族の不安を配慮してくださいました

妹は、治療計画書が大動脈解離から大動脈瘤に病名が変わってるのは何故?
そんな不安もあったようで、解離性大動脈瘤なんじゃないかな?
父と母の話を聞いてると、そう思うよ

血管が解離したところに、コブが出来てる感じ
コブ=瘤

大動脈解離=解離性大動脈瘤 ともいうはず

そんな話を妹にしたのが1日でした

母のMRI、CTを見ながらの説明でした
心臓の模型も見せてくれて、ここの部分という説明もありました

大動脈、心臓の一番近い動脈です
CTで、敗れた血管がわかりました
この動脈径は
普通は、2.5cmから3.0cmという大きさ
母は、6.0cm
2倍以上の大きさになっている状態でした
解離が起きた瞬間、激痛に襲われるのが急性
稀に2%位、痛みを感じない場合があるそうです

そして、解離が起きて3週間が過ぎると慢性
人間の身体は不思議なもので、弱いところを守ろうとする

解離が起きた血管は、薄皮1枚の状態
血圧がかかれば破裂という危機なんだそうです

母の場合は、その血管が厚くなっていったようで、破裂することなく動脈瘤が徐々に成長していった状態
月日にして、2年以上前からではないか…
2年前、セカンドオピニオンで転院した時の胸部のレントゲンで、
既に大動脈の拡大が確認できました

2年から3年前
背中の痛みと胸の苦しさ、手足の痺れ
確かに訴えてました
それもこれも、胸椎と脊椎の骨折からきたものだと思い込んでました
ブロック注射に頻繁に行っていたことを思い出します

そのことを話すと、ブロック注射ですか…痛み止めも沢山服用してますね

痛みが緩和されていた可能性もありますね

そして、大動脈解離のタイプの説明もありました
Stanford(スタンフォード)分類、DeBakey(ドゥベイキー)分類の説明もありました
母は、
Stanford A 上行大動脈に解離が及んでいる状態
DeBakey II 上行大動脈のみ解離している状態

A型ということと大きさから手術という方向性であるという状態だとの説明でした


手術の説明がありました

当然人口血管に置き換えること、人口心肺装置を使うこと、何処まで血管を人工血管に置き換えるのかで手術時間んも10時間から12時間と変わるとのことでした

この人口心肺装置を使う説明
先生の言葉に感動しました
心臓が動いていると、作業がしにくい
でも、血流を止めることは出来ません

工事中の道路を思い浮かべてください…

通行を妨げることは出来ないですよね…

心臓を止めるいう表現は、家族にとって不安は募ります
でも、先生の説明は、やさしくわかりやすく不安というより現実的でした

術後のケアで、集中治療室での譫妄の対処の仕方のお話もありました

そして、いままでの検査で、脳のMRI検査の結果の説明
軽い脳梗塞が見受けられること、加齢とともに年齢相応であること
手術中に脳梗塞が起きても、意識が戻るまでわからないこと
脳梗塞と診断した場合、大学病院ですから連携がとれるようにしてあることも説明がありました

そして、手術前にもうひとつの検査
血管造影剤をつかった冠動脈の検査の説明もありました
腎機能の低下のため、CTでの血管造影剤で検査をする方向であるとのこと

冠動脈の梗塞も全て今回の手術で解決したいとのことでした

血管造影剤を使うと、腎機能が落ちると言われています
この検査から手術まで約2週間、腎機能の快復を図るそうです

万全を期して、手術に臨みたいとのことでした

私達としては、倒れて搬送緊急手術ではなかったことが、母の運の強さを感じます
冷静にカンファレンスを受けられ、しっかり検査を受け手術を受けられる
脳梗塞を患った義父の画像より、母の脳の画像の方が綺麗である

もう、母のことは先生…そして病院にお任せします
そんな気持ちです

カンファレンスのあと、妹と私が署名しました
参加者の家族関係も聞かれました

娘と息子は、何かあれば私達夫婦より早くかけつけられること、娘に至っては、専門知識があることそれをふまえ、参加させました

娘は、おばあちゃんの担当の先生に解剖学習いたかった~っていう位でした

一夜明けて、父のメンタルがボロボロでした
手術日早く決めてと言った父が、泣き崩れてました
1日に逢った時、主人がお父さんが酷く疲れてる
お母さんは、病院にお任せするしかないけど、お父さんは支えてあげないと…

疲れて、SAで仮眠すっかり朝でした
私の従兄から、父から手術日決まったって連絡あったんだけど、泣きじゃくっちゃって良くわからないんだよ
私から従兄に説明したら、分かったって
叔父さん、勘違いしてるとこもあるみたいだから、電話してやってくれって

うん、帰宅したら着いたよって電話するつもりだったけど、電話するね
頼りになる従兄です
小さい頃から、兄のように信頼してきました
今回の母の入院、相談して良かったって思います

父に早速電話すると、一言、二言…泣き出してしまいました
入院してから、電話は頻繁でしたが、父の涙は重いです

私に出来ること…父と母の娘として悔いのないように

思いは、ひとつです


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