綴り箱

今、そして思い出綴り…

介護申請

2013年07月22日 | 日記
やっとここまで出来た。

20日(土)、両親の掛かりつけの病院へ行って来た。

母は、3週間のリハビリ入院を終え、16日(火)に退院。
骨粗鬆症で、今後2年を目処に自宅で自分で注射をして改善して行く自宅療養となった。
改善されたら、脊椎狭窄症の手術を受ける予定。

2年を目処…COPDと腎機能、心臓も気になるけど、骨粗鬆症で手術は無理。
現在72歳、加齢は仕方ないけど、不安も大きい。

今回は、父が予約日だったということと、両親の担当の先生が同じ先生ということもあったし、父の病状も心配だった。


8日(月)に、日帰りで実家のある市役所に行って来た。

両親の現状から介護申請をしても良いのかもと思っての行動だった。

入院している母の担当の先生は、大学病院から紹介した病院…入院した病院へ午後から診療に来る日でもある。
午前中に、市役所の包括センターに相談に行って、午後病院に行こうというスケジュール。

仕事もあるので、静岡から日帰り。
『ぷらっとこだま』で品川まで、品川から快速で東京、東京から特急しおさいで八街まで

『ぷらっとこだま』で浮いた分、特急しおさいで移動を選んだ。
佐倉から総武本線は、単線になるので、乗り換えによっては、時間がかなりかかってしまう。
今回は、密な予定を組んだので、行きだけでも時間短縮を重視。
何度となく掛かる交通費も考えてのプランを組んだつもり。

亡くなった義父と義母は、すでに介護認定を受けていることから、包括センターで相談することが第一歩と考えていた。

市のホームページを見ると、どうやら市役所の中に存在するようだったので、先に高齢者福祉課に電話連絡して介護申請をする際の書類などを確認した。

静岡は、政令指定都市だからか、包括センターは地区によって分かれているんだけど、八街市は、どうやら保健センターの中にあるだけのようだったこともわかった。

実際、訪ねてみると市役所に隣接した保健センターへの連絡通路があり、その一番奥の左手が高齢者福祉課で右手が包括センターだった。

父も、一緒に窓口へ行った。
包括の窓口に行くと、左側で女性職員2人と、男性職員1人が立ち話中
窓口に立つと、その男性職員が出てきてくれました。

『介護保険のことで少しお話を伺いたいのですが…』と、言うと

『こちらへ…』と、窓口の隣の机へ案内されました。

『72歳になる母が、現在入院中で、介護申請のことについて伺いたいんです』

そう伝えると、何処の病院に何時から入院していて、退院の目処は?とか、状況を聞かれました。

脊椎狭窄症と脊椎多発性骨折、目眩、COPD、リウマチで、自宅だと娘(私の妹)夫婦と同居している
孫もいますが、中学生と高校生
共働きなので、昼間は、老夫婦のみ

父も、糖尿病、COPD、膝の骨の変形などで、日常の生活は、自立しているものの通院も自力でやっと定期的に行っている状態
食事は、両親とも階段を上がると呼吸が落ち着くまで口にすることが出来ないので、運んでもらっている。
通院は、父が運転して行ったり、痛みが強い時は、公共機関でやっと…両親とも同じ病院で予約も一緒にしてもらっているのが唯一の救いであることも告げた。

父は、長く話すと咳き込んでしまう。
呼吸も辛くなるので、職員の人の話にうなずき、ひとことふたこと返す程度。
そして、父の状況も当然説明した。

回答は、母の退院が決まって退院してからでの申請で良いとのこと
自立している以上は、非該当になるかもとのこと
世話をしてくれる同居家族が居るから、介護認定は、難しいかも

また、逆に父の申請は、非該当になってしまうかもしれないけど、今、申請を出していっても構わない
申請に対して、主治医の意見書を市役所側から直接、主治医の先生に依頼する
幾つも受診していても、主治医の意見書は、ひとりしか求められない
主治医を誰にするかは、そちらの勝手です

ここまで、口頭のみ

『何か書面とかないんですか?申請書を頂くことはできないんですか?
 静岡での介護申請と異なる意味合いにとれた回答もあったので…』

『今日、されますか?』

『私自身、静岡から来ていて、このあと母の病院へ行って担当の先生の診察に立ち会います。』と言うと

『病院へ行って、先生の話を伺って、その後また来てください!』

『診察後だと、市役所がやっている時間までに戻ってこれるかどうかわかりません。

私も、家庭も仕事があるので母の病状がわかったら、そのまま静岡へ帰宅します。

なので、頂ける書類や申請出来るもの、今日申請出来なくとも、書類を頂いていれば、
すすめることも出来ると思って、こちらに伺ってます。

静岡だと、退院の目処がたっているなら、入院中に申請…
その後、訪問にあたっての電話の際に、様子を伺ってくれます。

混んでいるので、結果まで2ヶ月掛かったケースもあるから、入院中でも申請可能だと言われましたよ。』

『申請書は、一部で良いですか?』
『二部下さい!』

『個人の勝手ですが、こういう人が居るから混むんです!』

此処、包括センターだよね!
介護についての相談窓口でしょ!!

『介護認定されたら、申請日が認定日になります。』
『さかのぼるってことですよね。』

『さかのぼるんじゃありません。認定までに時間が掛かるということです!』

もう ハイハイって感じでした。

退院する前に手すりつけたり、帰宅してレンタルしなければならないこともあった場合、
認定される見込みで手配になるってことなんだろうね。
退院して認定されてだと、退院してから暫くは大変なことになっちゃうということもあるのかもしれない。

そんなことを思いながら、包括センターを後にして、父と昼食を食べ母の病院へ


病院へ行くと、母が入院後1週間39度の熱を出し苦しんでいたことを知った。

やっと、食事が食べられるようになったこと、注射の練習をしていること、目眩のリハビリ受けていること…
そんな話を聞いていると、大部屋なので、同室の方たちともご挨拶。

同室の方たち、母より歳の大きい方ばかり
でも、温かい方たちでした。
私の方が、元気もらったくらいでした。

母から、昨日、女性の方で介護申請の話をしに来てくれたよっていう話を聞いて、ナースセンターに行ってみた

事務の方に話すと、奥から男性の方が出てきてくれて

『調度良かった。市役所から電話があったんです。今日、そちらへ○○日から入院している72歳の女性の患者さんの娘さんが、そちらに伺うはずです。来たら、介護保険証を申請の際の持って来るように伝えてくださいって内容でした。』

『市役所ですか?名前も名乗ってませんよ。確かに、入院先と年齢、入院した日付と今日こちらに伺う話はしましたけど…』

『私どもも、この内容だけだったので言われている条件の方を探しました。多分そうじゃないかと思っていたところです』

私としては、なんだそれ!
ある種、個人情報だよね!
呆れ返りましたよ。
病院にまで手を煩わせるんだ…上から目線も気になったけど

そういえば父のこと、介護申請じゃなく身体障害者の申請されたらどうですか?とも言われたんだっけ

そんなことも思い出した。

『すみません。手を煩わせました。』と、謝りました。

『そんなことないですよ。介護の心配されて、相談する第一歩は、包括で間違えないです。』

この一言、救われました。

『現に、昨日、お母様のところへ ソーシャルワーカーの担当の者が、介護申請のお話をしに伺ってます』って
『私も、母から聞いて病室訪ねてくださったようでしたので、今日、突然でお会いできるか分からなかったのですが、
とりあえずお話伺いたいこともあったので…』
病室に行くまでの間に、お話できたことでした。

病室に着き、書面を提示しながら説明してくれました。
介護申請書の書面を取り寄せたことを伝えると、書き方のポイントも教えてくれました。

主治医は、定期的に掛かっている先生で、一番長く診てくれている先生を書くということ。

『誰でも良いって言われたんですけど違うんですね』と言うと

『主治医が他に受診している場合、情報提供を求めて意見書に書き加えてくれるから、一番長く診てくれている先生なんです。今回の入院は、紹介されてなので此処へ意見書を求められても、すべて把握出来てません。入院の経緯もありますよね。』

『整形に対して一番長く診てくれていた先生は、前の病院の先生です』

『前の病院は、紹介状を書いて次の先生にバトンタッチしたので、除外です。
整形の先生より、呼吸器内科の先生が定期的に診てくれていて、受診期間も長いし、同じ病院で整形外科に受診していることも分かっていらっしゃるようなら、一番の主治医ですよ。あと、主治医として書く先生に介護申請することを、あらかじめお伝えしておいたほうが良いかもしれない。市からの突然の依頼より、一言伝えたほうが先生も情報集めやすいから』

分かりやすい説明と、話し方で安心しました。

お話伺った方は、併設されている介護老人施設の地域医療連携質の室長さんでした。

次に来てくれた方は、病院の医療相談室の室長さんで、社会福祉士さんで、介護支援専門員さんでした。
つい先ほど対応してくれた方からの申し送りを受けて、ご家族の方が見えてると聞いてご挨拶に来ましたって。

来て良かったってつくづく思いました。
ここの病院は、3人のソーシャルワーカーさんが居るそうです。

母のところに来てくれた女性の方は、後日電話で退院の説明と介護申請の確認でお話させて頂きました。

病室で、診察呼ばれるのを待っていたら、母のリハビリの担当の作業療法士さんがご挨拶にきてくれました。
こんなリハビリしてますっていう説明もしてくれました。

義母の大腿部骨折のリハビリの時も思っていましたが、根気の入る仕事ですし、言葉も選ばなくちゃいけない。
病室でのご挨拶も、感心させられます。
お世話になってます。ホント、ありがとうって気持ちになります。


そして、20日(土)父と呼吸器内科の先生のもとへ

『はじめまして、娘です。父と母がお世話になってます。』
『いやいや』って笑顔で迎えてくれました。

まずは父の病状
血液検査の数値を診て、
『糖尿…悪くなっちゃったね~。薬増やしますが良いですか?』
『肺気腫…こちらも、薬増やしますが良いですか?』
『まだ、最大量でわありませんが、改善するには必要ですね。』

そんなやりとりと、検査結果をプリントアウトして見せてくれました。

次の予約の話が出たとき、父が母の退院を伝えました。

『整形の先生に連絡とって様子聞いておくね。それじゃあ、奥さんと同じ日時で予約いれとこう』

『母のほうなんですが、入院していた病院のソーシャルワーカーさんから介護申請のお話がありました』

『うん、申請出しましょ。私のところで意見書受けます。お父さんの方も、一緒に申請出して下さい』

『父も出せますか…』

包括センターで、否定的なことを言われていたのでビックリでした。

検査の数値によっては、父の相談もしたかったので安心しました。

『僕が必要だと思ったので申請のタイミングだと思います』

お任せしますって叫びたいくらいでした。


早速、実家に父と帰宅
用意してあった書類に記入して、調度、妹家族も居たのでことの全てを説明。

高齢者福祉課への書類提出は、義弟が持って行ってくれることになりました。

後は、訪問を待ち結果を待つ。


この申請書、ソーシャルワーカーさんからは郵送でも出来ますよともいわれました。

ただ、郵送で着いた着かないとなってしまう不安もあったので…市役所は、そんな要素がある空気だったともいえます。


介護保険、40歳から支払ってます。

介護申請、しないで過ごせるのが一番です。

でも、必要になった時は、何処をどうした良いとかって分かりにくいです。

行政によっても、違いがあるのかなぁ?って温度差感じたけど…

相談に行って、不安になるとか申請しても無駄な言われ方、市役所事情も感じたり…私感もありますが…7

家族にとっては大変なことです。

高齢化が進むにつれ、厳しい現状も感じます。

介護保険料、負担している事実。

必要な状況も事実。

参院選、期日前投票しましたよ。

気になることばかり…小さな一票ですが、貴重な一票でもあるはずです。

やっとここまで漕ぎ着けました。

色々なパターンがあるかと思いますが、相談窓口は、一つじゃない!

そして、知識もしっかりつけたいものだな思いました。
















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