綴り箱

今、そして思い出綴り…

ピリン疹

2013年06月12日 | 日記
先日、風邪薬のご相談でのエピソード

『のどが痛いんだけど、風邪だと思うから風邪薬をみてほしい』とのことでした。

ご本人が服用とのことで、のどが痛いほかの症状を伺うと、唾を飲み込むのが辛い。
熱は、無いし、せきも気にならない。

鼻水、鼻詰まりも無し。

アレルギーは?と伺うと

『ピリン疹が出るの

ピリン疹薬の選択、かなり難易度高い

『何を服用されたときに、発疹が出たか覚えていらっしゃいますか?』

『ノーシン、バファリン、イブ』

予想していた鎮痛成分…イブプロフェンだけじゃなく、アセトアミノフェン、エテンザミド…サリチル酸系もダメということ

風邪薬っていわれても、ほとんどがこの成分入ってますよ

ACE処方といったら、アセトアミノフェンのA、エテンザミドのE、カフェインのC

最近は、イブプロフェンとトラネキサムサンが入った風邪薬もあります。

風邪の喉痛や、解熱効果を期待して配合されているものなので、ピリン疹でこの3種類がダメといわれると、お勧めできる風邪薬ってハードル高すぎです。

そこで、生薬…漢方に救いをと探しはじめました。

漢方の風邪薬といったら

葛根湯、麻黄湯、柴胡桂枝湯、麦門冬湯、半夏厚朴湯、小青竜湯、銀翹散…

ピリン疹ていうと、ピリン系を排除すればとも思いましたが、薬疹全般をピリン疹ともいうので副作用に薬疹の表示がないものをさがしてみました。

結局、咽頭炎にも効果があるということで麦門冬湯を選ばれました。

ハコに薬疹の副作用が書かれていなかったこともあってですが…。

相談受けたものの、知識不足でした。

ホンと、反省です。


OTC、とっても範囲が広いです。

市販薬は、副作用…リスクが少ないようでいて、既往症や持病のある方にとっては、難しいものでもあります。

レジで、薬を購入された方にご質問は?とか、情報提供は?と問いかけるように指導されています。

大丈夫というお返事いただきますが、カゴの中の薬の様子見て怖くなるときもあります。

鎮痛剤と風邪薬、鼻炎薬と鎮痛剤、咳止めと風邪薬…

胃腸薬と止瀉薬、整腸剤と止瀉薬、胃腸薬と整胃剤…


昨今、ネットで薬の購入の話題もでてますね。

それぞれ賛否両論ですね。

リスク区分の1類に対して、どう扱うかという話はききますが、常習性のある薬は、どうなってしまうんだろうとか…

薬事法改正で、登録販売者の12時間講習が義務化されたのが昨年でした。

登録販売者も、訴えられるケースがしばし出てきています。

ネットで販売、これからの展開が気になります。

そうなったとき、登録販売者は…

成り行きを見守るしか、今はないんでしょうね













最新の画像もっと見る

コメントを投稿