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日本の産業政策は他国より先に行った事などない国で、これからは。

バブル崩壊は企業や社会が実体のない事にお金を注入して崩壊、失われた30年後はどうなるか、少なくとも株価は超えた、最近は乱高下も有るから投資家にとって気が気でない日々だろう。              企業も変われと経済産業省は後押しする考えのようだが、技術力が有ってもそれを相手企業に売り込んだりする能力には、日本企業の弱点だ、社員数は居ても引っ張っていく人材がいないと、前進は難しい。     今までも何もしなかった訳ではないが、多くが中途半端で終わっている、三菱重工のMRJ旅客航空機開発も寸前の所で開発中止とした、多くの外部スタッフを雇い入れたが、吸収する部署が有ったのか、翻弄される社員や取引先が有っても、天下の三菱だから甘んじて受け入れたで有ろうか、最近の大失敗例で有る。  最近これに対して「素人では難しかった」様な発言が幹部から有ったが、そもそも目標設定が曖昧で無かったのかと、思えるのだ、その前には豪華客船の受注で、建造中に船内火災を起こして結局倍の費用が掛かっても納品はした、そんな経過を知らないで、お客は船旅を楽しんでいる様だが、開発の自信を無くして旅客船ビジネスは中止とした、日本を代表する会社でも、細部の面では苦手が有った様子だ。

人、もの、資金が有ってもビジネスとするには、プラス何かが必要だ、大企業を支える中小零細企業群は多い、その数は336万社も有るとか、これらの中から3歩も5歩も前のビジネス開発に前進させたい様だ、結構な事だが、その為の人材は居るのかと疑問符だ、かっての本田宗一郎や松下幸之助的人材が現れるのか、それもスピードを持ってだ、何人かを試みたが要求までには行かなかったのが、日本企業だと言える、安い労働力を頼って中国やベトナムに進出した会社は有るが、第2のホンダやナショナルが生まれてはいない。

米国にはGAFAMが育っている、この中でアップルやマイクロソフトは50年以上前から存在しているが、グーグルは検索エンジンと広告ビジネスでビジネスを拡大している、アマゾンは電子本の様な事業から大きく脱皮してECビジネスを展開している、クラウドサービスでは大手になっている、メタは大学構内での人と人を繋げるサークル的な事から、脱皮して地球上での人の繋がりを拡大してSNSでは大手になった、今は仮想現実でのサービスも展開している、各社それぞれが数万人もの社員を抱え、時価総額では上場企業の3割をこれら5社で持っている、彼らの特長はスタートアップは数人程度で有ったが、人材補給と外部のベンチャー企業を取り込んで大きく成長させた。

日本が想定するのはGAFAM的な会社だが、先ずはユニコーン企業として知られなくてはならないが、道は遠い、開発案件が万人に受けなくてはならないから、マーケテイングで広く世界規模で広報しなくてはならないのだ、そんな人材が日本人では難しいから外人スタッフも雇い入れる、開発スタッフも外人は必要で有るから狭い日本を対象ではない。複合的な人材とビジネス展開なので学歴よりもビジネスを道びく経験者が必要となる、これに依る日本の復興が可能か、今や各ランクを落としている、役所が絡んで成功した例は無いので、日本人的発想がない人材を見付けられるかだ、これが最初に言った「道は遠い」事の本質だ。


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