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イーロン・マスク氏の行動力を日本人も見習え。

彼の名前を聞いただけで、EV車テスラのCEOと分かる人は多いと思われる、それ程に彼の行動はユニークで猪突猛進型の経営者とも言える、南アフリカからカナダの大学に進み、ベンチャー的な仕事に取り組むが、彼の代名詞で有る、自動車の電動化や無人運転の開発に取り組み、数年後こうなる事より、今これに取り組むのが基本方針で、自動車用電池は絶体外せない技術と捉え、当時その開発では1歩先に行っていたパナソニックと組む、当時工場が全て使えてない加州のシリコンバレーの反対側に有ったトヨタとGMの合弁工場に間借りする。
テスラが他社と違うのは先駆性を早く取り入れる事だろう、その一つにテスラー流と言う「メガキャスティング」を取り入れる、これは1工程でブロックが出来上がる方式なので、開発費を安くする事が可能、テスラは抜け目がないから、トヨタの生産方式を学んだが、トヨタがもたもたしている間に、テスラは一体生産も取り入れたので、費用が他社と比べたら半額近くになった、販売もネット経由だから、店舗や間接部門が少なくて済む、これに依り中国製にも勝てるデザインや生産技術を持つに至った。

今やEV車と言えばテスラとなり、価格競争にも臨機応変に取り組む事が可能だ、年間131万代を生産し、儲かる自動車生産モデルを構築する、営業利益率17%前後だからトヨタで6.5%、フォルクスワーゲン社が7.1%、日産が0.4%で同じくホンダが0.4%で有る。こんなにも利益率が違えば国が用意しているEV車購入費に直ぐ対応可能だ、こうしてEV車での独り勝ちがしばらく続くが、何年も続くとは思って居ない。
内燃機で動かす技術を持つ、世界の大手企業が数年以内で追い付くだろう、電池と関連材料が社運を決めるEV車の開発から目が離せない。

衛星通信でもマスク氏の存在感が高い、経営するスペースX社打ち上げシェアが6割強で有る。これは圧倒的な数字だから、この実績を基にインドのモディ首相とコンタクトして会談をセットする、今熱い国がインドだから、人口14億人の大国は有望な成長国だ。これるとはを見逃す筈はない、米政府の巨額な補助やNASAの大型プロジェクトの発注を受けてもいる。こうして2040年には世界で950億ドル(約14兆円)の市場規模で戦う、日本も打ち上げているが年間の数が少ないのでビジネスとしては蚊帳の外だ。
何せ打ち上げたロケットを改修して、再び打ち上げる芸当までして見せる発想力は、日本にはない。有望な産業だが日本の今の構えでは勝ち目がない、どうするのか日本政府と企業、失敗の無い、打ち上げだから資金援助が関与する、この点でベンチャー企業の支援がない国が日本だから、前途は多難で有る。

今年の始め頃には世界一の金持ちで有ったり、入れ替わったりで目まぐるしく変化が有った。これはツイッターの買収に絡んでいたからで、買収金額が昨年10月に440億ドル(約6兆3000億円)もの大金を支払う。従業員の解雇が有り、8000人もいた社員の約80%を解雇する。
広告収入が主な収入源で有るが、大きく売り上げを落とす事になる、広告業界に居たやり手の女性をCEOに迎えたが、経営の中身も変わり、従業員の再雇用等会社としての経営状態は立ち上がってない。今は大変な時期だ、6兆円を超える金額を都合出来るから、日本で会社を辞めてベンチャー企業を起こした人物とは比較にならない。
こんな思い切りが出来る人物は日本に居ないのが残念な事で、勝負にはならない。

様々なビジネスが立ち上がっているが、日本の唯一の欠点が継続的な資金援助だ、ユニコーン企業が無い国、日本だからベンチャーには向いてない、成功した企業が少ないから、彼らからの資金援助は期待が出来ない、海外ベンチャーからの支援はさらに少ない、金融系が資金援助してくれても限度が有るのが日本だから、積極的な援助は最初から無理、これが本音だが、そこをブレークスルーするのがベンチャーだ、頑張って貰いたい。

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