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中国に関連する情報の見方と読み方、日本はこの国とどう付き合うのだろうか

最近の話題は「中国の千人計画」で日本の学者や実務家が狙われていると言われている、これは事実だが千人なんて話でなく実際はこれより多いだろうと想像は出来る。中国の前は韓国企業への日本人ヘッドハントで、筆者が知っている人も韓国の財閥系に常務と言う肩書で移った、一応技術者だがR&D関係でなくソフト開発分野で有った、今から30年前以上の出来事で有ったが、その頃より日本の経済も技術も曲がり角で有った、バブルが弾けた時期だから企業で余った人材を引き込むには、何かの事情の変化を漬け込むのは一番手っ取り早いし、餌をまいて置けば確実に釣れる状況に有るわけで、これを中国は韓国以上に長くじっくりと行って来た。

人口が10倍違うから当然規模は大きくなるし、何より保有するお金がジャブジャブ有るから企業や技術を買うのは簡単だ。
取引先の1社が買収されたとTVでその会社が現地で社員教育している映像を見て、産業の中心に置きたい自動車関連が狙われた、経団連主導で中国での生産基地造りや、現地企業への技術移転が行われいた、当時から日本の自動車会社が合弁事業を始めるに当たって特に有望な技術を持つ会社を強引に移転させていたのは知っていた、移転しなければ日本の取引を考えると、脅してもいた。
その会社はアメリカの自動車メーカーの注文を受けている位に技術力では定評の有る会社で、ボデーの金型を造っていた、当時の中国メーカーのボデーなんか凸凹が多くて、売り物になる仕上げではなかったらしい。

外国企業で日本企業が一番多く進出している、合弁会社しか認可しないからトヨタでさえ現地企業との合弁だ、単純に進出するだけでなく「技術」持参だから10年もすれば一人前の会社に育つだろうと、当然日本側トップも承知しての進出となる。
中国製メーカーはエンジン車では中々技術をクリアーするのは簡単でないと分かり、10年位前から電気自動車に取り組む、モーターを動かすにはオイルでなく電気だから、これは技術的には簡単だ、電池の技術は以前から有る技術で、問題は電池では長い距離が走れないのが唯一の欠点、しかし中国には電池の元になる原料が有るから戦略的には有利となる。

これが今や世界一の電池メーカーに育っている、10年も掛かってない、自動車会社は数十社も有るし、関連企業を入れると万と言う企業群が存在しているからこの中には自前で技術を持ちたいからEVと自動運転に切り替えた、ほんの数か月前まではのんびりしてい居た日本メーカーも中国の方針転換とカリフォルニア州では主力をEVとこれも方向転換する、排ガスを出さない車となれば水素カーも考えられるが技術的にはクリアーしなければならない分野だから取り合えず、加州ではEVに重きを置く。
EVではテスラで、唯一この会社だけが合弁でなく自前で中国進出を果たす。

嫌いな韓国には2度行ったが、同じくらい嫌いな中国へは行ってない、返還前の香港には行っているが、その中国人は日本より早く海外に移住している、まさかこんな地方都市に中国人経営のレストランが有るとは思わなかったが、取り合えず商売を始めるには食べ物系なら家族経営でスタート出来る。
その後各地で中国人のファミリービジネスは見ている、現地では嫌われ嫌な思いをしただろうが、帰る国はないと移住しているから根性は有るだろう。
成功者の多くは東南アジア多くいる、華僑ネットワークはとっくに完成しているからその国の上位10社内には必ず中華系が何社もランクインしている。

これに反して日系の本心は、日本から見捨てられたとの思いが強いだろう、これを感じたのは現地生まれの2世に日本語を教えていない家庭が多く存在していた。3世や4世になると日本語なんか興味の対象ではなくなるから全く通じない人に何人も会っている。
現地進出すれば社員を雇うが、女性事務スタッフには日系はいるが男性となると極端に少なくなる、特に日本育ちでアメリカで長年暮らした人でも日系だからと応募は多くない、これには日本から短期で駐在員としてきた連中よりも給料差が余りにも多いと知れ渡っていたから、最初から敬遠していた。
これはアメリカだけでなくその他の海外でも共通する問題点です。

今、中国に異変が見られる、バブルが弾けると10年以上前から言われていたがいよいよ本格的な崩壊が始まるかもしれない。
国営企業でも国や銀行団から支援が満足に受け入れられない状態になっている、企業が発行する社債の不履行が多発していると有る、サプライチェーン
の有利性で現地に留まった会社も、これからより慎重に取引の査察をしていかないと代金回収が上手く行かない場合が生まれるだろう、これは当初からの心配事で有って、多くの日本企業がこの罠にはまってはいるが、儲けは出来ない中国では有る、留まるか日本回帰するか、他国へ移転するかの判断が迫られる時期になっている、しかし技術開発アイデアはシリコンバレーより中国が面白いかもしれない程に多様化している。

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