海外旅行と言えばハワイやロス・NYが好きな日本人だが、差別感を感じるのは欧米で有る、50年前から回数的に米国が一番多い訪問国で有る、住んだり少々長い滞在も欧米での経験が中心で有った。 アジアでは1か月以内が長期で有って、大抵は1週間以内での滞在で、行った回数も5回程度と少ない。貿易が業務で有ればもう少し長くなるだろうが、半世紀前には日本をマーケットで考えられる商品は無かったので、欧米にシフトしたのは事実だ。東南アジアは物価は安いので暮らすならこの地域だろうと、日本人が豪州から東南アジアへのプチ移住が始まる頃から、筆者も移住や暮らす観点でアジアへとチェンジした、関心が有ったのはフィリピンとマレーシアだ。 移住希望者が豪州からマレーシアにシフトした切っ掛けは滞在ビザの関係で、豪州は最初に収めるお金が普通の日本人にはハードルが高くなったからで、代替候補地がマレーシアに変わっただけだ、この20年間で人気国になった、観光でもコースに入って居なかったマレーシアだが、英語が通じて長期ビザも取り易い国で有った、それも数年前から厳しくなったので次の国の模索が始まっている、タイは以前から特に若い日本人にはバックパッカーのスタート国として人気が有った国で、30年位前でも約10万人の日本人が暮らしていた国だ、この理由からタイは今でも人気国として存在感は有る。欧州人が多く暮らしているので食べ物では満足されると思う、この点でタイは良い国だ。
近年はより日本に近いフィリピンも英語の勉強で数か月から1年位滞在する人が増えている、企業進出も中国からフィリピンへのシフトで特にエレクトロニクス関係の増加が有る、この国がその分野に強いと言う意味ではない、地場産業が中心の国だから日本や欧米の会社が移転して来るのではない、英語力で現地からのコールセンターは多い国で有る。 しかし最近は様子が違う様だ、やはり中国問題での進出は多くなっている様だ、高齢者が移住地として温暖で英語が通じる国として人気は出ている、筆者も調べに行った国の一つだから、安心は日本から比べると何処の国も落ちるので、そこは海外だと言う自覚をもって暮らして欲しい。水道水は直接は飲めない、沸かす必要は有るので、この点では注意して暮らす、問題点は電気代が高い国だから、エアコンは昼間と寝る前にONにする習慣が必要だろう、ミネラル水は普通に買える、日常の食料関係はその他のアジアは安いので問題にする品目ではない。
特に住まいは広さの割合では安く感じる、100平米の部屋が5~6万円で借りられる、付帯設備はプールが有り、ジムは普通に付いている、場合によりテニスコート付きも有る、住関係ではチョイスは多い、これらの点でリタイヤーされた人には年中温暖なフィリピンから南の国は、お勧めな国が有る。この点で日本国内で暮らしたい気にはなれない、特に病気持ちでなければ日本を死に場所にすれば良い、国民年金だけでは暮らせないが、プラス預貯金が有れば暮らせる、日本には年に1回医療面でのチェックで帰国する位で良い。
不動産に関わるトラブルが、購入する時には騙されるケースが有る、賃貸では数か所で調べれば、そのエリアの相場は分かるので、デポジットの額、家賃が前家賃で数か月分とか1ヵ月単位で支払可能か等をチェックする事、上下水道設備は劣るので、問題発生で家主が払う事を確認する、出来れば文書に書いてもらい、お互いがサインする、不動産屋経由で有ればコミッションの関係で、家主は直接の支払いを好む、そして何より心配なのが不良日本人が居るのは事実で注意が必要だと思う、事情に疎いのを知って悪を仕掛けるので、現地人よりも長年暮らしている日本人が危ないから、この点で注意は必要だ、金銭に関わる事では特に注意だ。現地で破綻状態の日本人が居て、これは大使館等の悩みだ。
最近は子供の教育でマレーシアやシンガポールでは人気の様だ、この点で韓国は子供の英語力の為にフィリピンでの長期滞在は多い、セブ島には多くの韓国人経営の英語学校は多い、筆者は韓国人嫌いだからそんな学校とは関係を持ちたいとは思わない。マニラ中心部にも有るが、セブが一番多い。
海外に行くなら、何より信頼できる日本人に出会えることがポイントだ、その為にも出掛ける前に国内で英語の勉強は当然必要だ、余りも多いから何処をチョイスしたら良いかを悩むだろうが、この点では必要な条件で有る。
信頼できない日本人は国内にも居るから、心配が先行し過ぎると前に進めない、多いのは善良な日本人です。