行った、見たでしかないG7だったと感じる。テーマを縛り、議論の中身を深堀しなくてはいけない時期なのに、それを岸田は私欲で盛り沢山とした感が有る、1年に1回の顔合わせで良いとすれば、それなり成果が有るかもしれないが、忙し過ぎて何だったのかと思わせる、持ち回りで、議長国が優先で有って良いのかと思っている、日本に残された警備費用は莫大となる、開催前から日本での開催に不安視する意見が有ったのは事実で、全国から警備要員を広島に集めてしまった。広島は警察官だらけで有るだろう、余りにも岸田の出身国意識が有り過ぎた、被爆地と言いながらG7中で3か国は核保有国で有り、その為に存在感を表している、それも戦後から今日までだ、英国は戦闘訓練に何か月も関わった、フランスは武器供与や今回はウクライナの為にチャーター機を用意した。それが出来る国と出来ない国が有る、温度差を感じて良いのか、何時の間にかG7がイベント主催国となり、顔触れは賑やかだろうが、中身に時間が取られてない、呼ばれた国はそれを国内政治に利用出来る面が有りそうだが、大抵は自国にマイナスとなる筈で有る、何処かの国がG7だけで議論を集中させると言わない限り、イベントは続いてしまう。
本来の目的は1975年開催で石油危機が主テーマで有った。圧倒的に米国依存で有ったが、日本も2010年代までは存在感は有った。1980年にはG7で世界の61%ものGDPが有った。しかしその頃から中国が存在感を出した、日本を抜いて世界2位となる、これ以降は中国の躍進が目覚ましいのは、日本敗北が続て居る事が主要因だ、情けない姿が有る、ドイツはこの間に中国寄りの経済政策に舵を切る、あらゆる産業が中国からの買収対象になり、事実買われていく、メルケル政権が長く続いた弊害で有る、こんな事を許したドイツ国民は何していたのかと疑問だ、自動車以外の産業が育っていないのは事実だ、EUで産業界を牽引する力はなくなった。しかし言いたいことは言う風土は持ち続けている、これが別の意味で産業界の足を引っ張っている、EUは国の集合を広げ過ぎた、経済格差が有り過ぎるのに、広げてどうするのと思う、国民数が500万人に満たなくても独立した国として認めるのは無理が有る、この点でアジアの国々は人口が多いから食べさせる手段を誤らない限り、成長はする、但し大国中国の欲張りを許してはならない。
この点で日本は存在感を示す必要が有る、発展に寄与する姿勢は持ち続ける事だ、その為に国内に無駄を無くす事、協調関係の維持を保ちつつ共に発展する姿勢が有れば信頼を得られる、これは忘れてはならない。