今年の鏡開きは本日である 皆さんもご存じとは思うが 新年の最初に 一年間の幸福を運んできてくれる
年神様をお迎えするという行事が始まり 松飾り・注連飾りなども年神様に来ていただくために設置する
もの 鏡餅については年神様へのお供え物であるという考えもあるが 同時に我が家まで来てくれた
年神様の依代となるもの=滞在される場所であるという考え方もある いわば鏡餅は「神の宿ったもの」
松の内が明けると年神様はお帰りにならられるが 年神様の依代となった鏡餅には特別な力が宿っていると
考えられてきた
鏡餅には神霊や魂が宿っているから 食べるのだと表現されることもあるが これも食べる時に
餅の中に神様がいらっしゃるというのではなく 残り香のような感じで神様のパワーが残っている
ちゅ~ニュアンス そんな神様の力の一部が宿る 鏡餅を食べることで年神様の持つ力の一部を取り入れる
ことで生きる力を頂く 神様に感謝しつつ一年間の無病息災・家庭円満など祈る ちゅ~ことが
鏡割りの意味と言える
鏡開きは平安以前の貴族文化・宮中行事ではなく 武家が発祥の行事であると言われちょります
室町時代頃から 家に床の間が作られるようになり 武家では正月に鎧兜を飾り その前に鏡餅を供える
ようになる この鎧や兜の前に橙や昆布・熨斗鮑などの縁起物と共に鏡餅が飾られるようになった
供えられた具足餅は 二十日正月ちゅ~お正月モードの最終日である 締めの日に下げられ 雑煮や汁粉
などにして食べられていた 20日(はつか)という日にちが 武士の魂とされていた刀の刃と柄に通じる
として この行事は刃柄の祝いと呼ばれるようになった
そんでもって我が家では 鏡餅を善哉にして頂くちゅ~こと 汁粉よりは善哉が個人的に好みちゅ~訳
我が家では 店で販売しちょる鏡餅セットぢゃけぇ 割ることはない 1個1個パックに詰まっちょるけぇ
小豆は面倒ぢゃけぇ煮ません 缶詰のゆで小豆が便利 これならお湯で希釈し 好みの濃度にした後
鏡餅を入れるだけぢゃけぇ これで松の内も完了ぢゃ あとは解禁日に向って進撃あるのみ