ITで読んだ怖い話 ガタガタ((((;;OдO;lll))))ガタガタ
俺はアパートの2階で一人暮らししてるんだけど あんまりにも暇だったから 家でゲームでもしようかと思って 友達(以下S)を電話で
呼びだした
Sも暇だったらしく コンビニで何か買ってから来てくれるとのこと 時間は大体夜10時くらいだったと思う
Sは家から大体1時間くらいの所に住んでるけど コンビニに寄ってくるって言ってたから 多分1時間半くらいかかると予想
片づけしたりちょっとテレビつけたりして 気付いたら12時になってた
ガンガンガンガンガン!!!! と突然玄関のドアを叩かれた
Sが来たと思ったよ 呼び鈴くらい鳴らせよな~とも思ったけど まぁあんまり気にしないで ドアを開けようと思って いつもの癖で
のぞき穴をさっと見た あれ?と思った 誰もいない
いや 何か右端の方に黒い頭みたいのが見えた 隠れてるのかと思って ドアを開けようとしたら突然携帯が鳴った
Sからだったので とりあえずドアは開けずに電話に出てみる するとSは物凄くせっぱ詰まった感じで
「おまえ絶対にドア開けるなよ!!!」
と言ってきた
「何でよ?」
って聞いたら
「お前のアパートの階段を 女が四つん這いで昇ってたんだよ!!!」
もうそれからはガクガクブルブルで 布団の中で2時間くらい震えてた
Sは
「ちょっと待ってろ」
って電話切ったきりかけてこないし・・・・・・・・
そんで深夜2時過ぎにSから電話がきて
「今アパートの前にいるから すぐさま中に入れてくれ」
と のぞき穴で確かにSがいるのを確認して Sを入れてから速攻でドア閉めた
そんで話を聞いたら Sは予定通りコンビニに寄って 原付きで俺のアパートまで来たらしい
俺のアパートがある所は 夜になるとほとんど人通りが無くなるんだけど アパートの階段が見えてくる位置あたりで 何か黒いものが
動いてるのが見えたって それが人間で 髪の長い女だってわかった時点で Sもガクガクブルブル
女が四つん這いで階段を昇ってる・・・・・・ しかもカマキリみたいな動きで 手が前後にガクガク動きながら 一段一段ゆっくり
昇ってたらしい 貞子の動きが更にスローになった とか言ってたけど
Sはびびって原付きで逃亡 コンビニに戻って人がいるのに少し安心してから
「あの女どこに行こうとしてたんだ?」
と気付いて慌てて俺に電話した その後すぐに戻ってまだあの女がいたら怖いから 2時間くらいコンビニで時間潰してたらしい・・・・・
遠くから様子見たら もう女はいないっぽかったので また俺に電話したと ひょっとしたら 頭のおかしい女だったのかもしれない
と思うけど Sはとにかく
「あれは人間の動きじゃなかった!」
と主張しまくりで Sに騙されてるのかとも思ったけど あの時のぞき穴の隅に見えた黒い頭は 女のものだったんじゃないかと思うと
ドアを開けなくて本当に良かった・・・・・・・・
その後別に何もないし この辺で何か事故があったとかも聞いてないから 今はまだ普通に暮らしてるけど やっぱりドアを開ける前は
必ずのぞき穴を見るようにしてるよ