昨日は浅香山病院付属サポートセンターへ来た。
昨日は土用丑の日、しかし今月は年金支給月ではない。したがって金が無い。うなぎなんて食えないが・・・。
昼過ぎ、施設長の上田さんがDルームで昼飯食べていた。
上田さんの昼飯は総じて貧しい。浅香山病院のお給料が少ないせいかも。
その点河馬の食生活は贅沢だ。
生活費の6~7割が食費だ。総収入は少ないけれど、気ちがい河馬のすることと言ったら、食べて寝る、この2語に尽きる。
それに河馬には、大和川の豊かな草原が、ある。大和川はの草はらは勿論国有地だから、国有財産を盗み食いしていることになるが、それをとがめだてするものは誰もいない。
親友の河馬の鉄っちゃんなんか、前にも書いたが、大和川の自然堤防上に、立派な一戸建ての豪邸まで建てている。彼も河馬とは病気が違っているけど障害者で年金暮らしである。したがってやっぱり年金では食えないから、同じく大和川の草食っている。彼は「もう仕事していないから1日2食で十分だ」と言っている。金を河馬のように、食費にはほとんど費やさない。その代わり、たまに旅行に行ったり、園芸を楽しんでいる。気ちがい河馬よりずっと文化的だ。
気ちがい河馬と 河馬の鉄っちゃんとの巣とはだいぶ距離があり、餌場のテリトリーで争いは無い。
大和川の豊かな草を食らう、生活は春から秋にかけて食料豊富で飢える心配が無い。幸せだ。
それに人間の格好する時も、Tシャツから、パンツまでこの10年間買ったことは無い。
みんなもらい物だ、たまに買ったとしても、病院のサロンの古着バザーで10円で買ったものばかりである。
だから河馬の生活費用はほとんど食べ物に費やされる。
食って、寝る、そして肥る。単純だ。
上田施設長の昼食に話を戻そう。
彼の昼食は、いつも河馬の目から見ればジャンクフードである。
河馬は若い頃から、ずっと肉体労働してきたので、食生活で、ジャンクフードを食らう習慣は無い。
それではとても体が持たなかったし、カロリーが足らなかった。河馬は朝からご飯である。パン食は好まない。
昨日の土用丑の日上田施設長の昼食は何か面妖な物と出来合いのサラダだ。 その面妖な物が添付写真うなぎパンだ。
みると確かにうなぎの形をしている。
尋ねるとうなぎの形のパンの上にチョコレートを載せたものらしい。
河馬は丑の日にうなぎを食えない彼に痛く同感し、うなぎパンなる珍物を探してくる、努力に敬礼した。