フーテンは「フーテンの寅さん」で国民的に馴染みのある言葉ですが
瘋癲となると読み方もわからない方々も多いと思う。
日本人のノーベル賞作家のひとり川端康成の作品に「瘋癲老人日記」がある。
瘋癲とは気のふれた人、すなわち気ちがいのことである。
「フーテンの寅さん」シリーズで、どちらかと言えば忌嫌われていたフーテンという言葉が馴染みある言葉として
現代社会に残した山田洋二監督の功績は計り知れないと河馬は思っている。
もし山田洋二監督が寅さんシリーズを世に出していなかったら、瘋癲、フーテンなる言葉は差別用語として
活字の世界から抹殺されていただろうと、気ちがい河馬はつくづく思うのである。
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