この歳になり、この季節になると、こういう写真になる。今年は、猛暑のせいで、カマキリ君の誕生も早まったようで、梅雨明け前からこんなに立派な青年カマキリ君がカキツバタの花のてっぺんに陣取っていた。生まれて初めて見る巨大生物に驚いたのか、見上げたまま固まってしまった。いつ見ても、この生き物は威厳を感じる。ただ単に、餌を狙う獰猛な態様なのに。
早く、大きく、なあれ!
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
この歳になり、この季節になると、こういう写真になる。今年は、猛暑のせいで、カマキリ君の誕生も早まったようで、梅雨明け前からこんなに立派な青年カマキリ君がカキツバタの花のてっぺんに陣取っていた。生まれて初めて見る巨大生物に驚いたのか、見上げたまま固まってしまった。いつ見ても、この生き物は威厳を感じる。ただ単に、餌を狙う獰猛な態様なのに。
早く、大きく、なあれ!
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
山法師とは似ても似つかぬ山帽子。中国山地にそびえる雄大な大山が山高帽を被ろうとしている。なかなか洒落た演出と見た。それだけに不思議と紳士然とした山に見えてくる。著名な地元の写真家の美術館だけあって、自然に溶け込みつつ、自然と調和し、自然を生かした建築物になっている。どこから見ても大山の雄姿を拝める。手前の水面に映る逆さ大山と共に大きな両壁を支えている。
流石、大山!
RICOH WG-7 28-140mm
久しぶりに遠出の旅に出る機会があった。長年行ってみたかった写真美術館に行き、素敵な庭園を再訪でき、湖を望み、多くの文人達が訪れた豪華な宿に宿泊し、美味しい料理に舌鼓を打ち、部屋に戻れば光のページェントを浴びてゆっくりと身体の疲れを取ることができ、充実した一日を過ごせた。翌日、港の閑散とした魚市場の脇に、日本で一番低いタワーがあった。そこには遠近に双子が横たわっていた。
可愛い!
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
獲物を狙うハンターのように、一眼レフを片手に街を徘徊しようとする気持ちはあれども気力は無し。反面、一際、庭の花々や木々の季節の移ろいを収めることが増えてきた。なかでも動物は面白い。初めのうちはカメラが気に入らず、吠えまくり威嚇するが、そのうちご主人様のしつこさに呆れてポーズを取ることもある。初夏の暖かい日差しの中、老犬は花と草木の緑に囲まれて微睡む。幸せな時が過ぎる。
至福!
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm
春は桜。あと何回見ることができるのかと、毎年恒例に思う。美しくも儚いと何げなく眺めていたが、写真に収めた後、気が付いた。合の子だ。そうだ、ソメイヨシノは合の子だったことに気が付いた。同じ樹木に異なる色相の花が見事に咲いている。ソメイヨシノは樹木の中では長生きのできない種族のようだが、太い幹の表面に可憐に先祖の証拠を示している。合の子の証拠を。
恐れいりました、ソメイヨシノ君!
NIKON D850 AF-S VR NIKKOR ED 28-300mm