New図書館が開館して約1か月。区が鳴り物入りで開館させただけあって、利用者も数多く来てくれて大変ありがたい。ええ、ありがたいんですが・・・土日の特に午前中の7階児童フロアはカオス状態で大変忙しい。
もちろん親子連れが多いのもあるが、7階では予約本受け取りコーナーがあるので、そちらの対応もしなければならない。
「予約受け取り棚」は自動貸出機、返却機とならび、区で随一の最新システムである。
これまで職員がカウンターで渡していたものを、自分で棚からとって貸出するものである。
予約が来た本を、棚にランダムに置いておくと、本の情報が感知され、利用者カードをいれると、どの本がどこの棚にあるか教えてくれる。利用者が自分でその本を探して、自動貸し出し機で貸出して終わり。
利用者に手間をかけさせるが、我々がラクできるし、まあ、スーパーのセルフレジみたいな、時代の流れの産物である。
そのために、準備期間中にすべての本にICタグ、という本の情報を入れたシールのようなものを貼ったのだ。そのタグがないと、本を棚に置いても情報は感知されないし、自動貸出機や返却機も使えない。
そして、すべての本にタグをつけたはずなのに、様々な理由で(要は付け忘れ)ついてない本があるんだなー。
で、そのタグなし本がしれっと予約棚に並んでしまっていることがある。
するとどいういうことが起こるか。
予約本がどこにあるか明示してあるレシートに、場所が出ず「カウンターでお尋ねください」となっている。
この場合、本当にカウンターで保管しているものもあるので、その場合は事なきをえるが、そうでない場合はどうするか。
予約棚を片っ端からあたって探さないといけない。
たいして広くもない予約棚で、まだ本も満杯に置いているわけではないのに、まったくランダムに並んだなかから1冊をみつけるのは想像以上に大変だ。どこかにあるはずなのに、たいてい、ない。客は待っているし、こちらもあせってくるので余計見つけられない。もう半泣きだ。2人がかりで探しても見つからないときもある。最終的にはどこかにあるものの、終わるとぐったりである。
話を戻すと、土日のクソ忙しい時にその「本探し」にあたると、絶望しかなくなる。そして、だいたい1~2件あたるのだ。
その他に、予約が入っていて書架にあってはならない本が配架されていて、借りようとしたらかりれないんですけど、というのが2件もあった。(利用者さんには平謝り)
先週の土曜日はお話し会もあったせいか、特に人が多く、配架しようと本を持って出ると途中で「~の本ないですか?」「予約の本受け取りたいんですけど」「カード作りたいんですけど」「お話し会に参加したいんですが」と必ず話しかけられ、その度に中断して対応していたら、同じ本を持ってぐるぐる何往復もしていることになった(笑) からの予約本探しとか貸出トラブルとか。めっちゃ疲れた。
しかし、冷静に考えれば、ICタグがついているかの確認は、返却されたときにチェックすることになっているのでそれをきちんとやれば防げることだし、配架ミスも気を付ければ防げたことだ。
そう、大変だったことの大半が、結局自分たちのミスが招いたことだったのだ。
トンデモ利用者のクレームなどは、怒りのぶつけようがあるが、なんだよ、私がこんなにじたばたしてたのって身内の誰かのせいだったのか・・・・😢
ここで犯人捜しをしても仕方ないので、できることは、自分がやるときに気を付けることしかないな。
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