「簿記」試験が一部でCBTに!さらば、紙と鉛筆よ
試験後にすぐ合否、デジタル合格証を即時発行
東洋経済の資格・検定特集の記事のひとつで、日商簿記検定を取り上げています。
日商簿記は、ネット試験が導入されています。
「簿記の試験は1級から3級に分かれる。かつては紙と鉛筆で記入する統一試験だったが、2020年から2級と3級にネット試験が導入された(1級は統一試験のみ)。会場のコンピュータ端末で答えを入力する、”CBT(Computer Based Testing)方式”だ。試験後にはすぐ画面上で合否がわかり、デジタル合格証が即時発行されるのも特徴である。」
簿記学習のメリットは...
「CPA会計学院の登川雄太講師は、簿記を勉強することの醍醐味について、「商取引が持つ二面性など今まで気づかなかった知識を得られる」と指摘する。「一般的に借金にはマイナスのイメージがあるが、簿記では、借入金の増加と現金の増加という、2つに分けて考える。借金で増えた現金を有効活用すれば利益を獲得できるので、借金にはいい側面もあることを簿記の勉強を通じて知った」(登川氏)。
3級を取るだけでも経理の処理能力が格段に向上すると登川氏は断言する。2級でより実務的な知識が身に付き、1級では大企業の複雑な経営分析も可能になる。」
記事の中でも宣伝していますが、無料動画で学べる講座もあるようです(紙の教材は別売のようです)。
受験者データを見ると、ネット試験での合格率は、少し高めのようです。
【日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験】受験者データを掲載しました(日本商工会議所)