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市況底打ちは本物か?東京オフィスの明と暗(東洋経済より)

市況底打ちは本物か?東京オフィスの明と暗

東京地区の賃貸ビルの市況を取り上げた記事。テナント集めのため「フリーレント」の契約が横行しているのだそうです。

「競争力の弱いビルは入居企業を募るため、賃料を引き下げざるをえない。とはいえ、入居中の企業への影響などから、安易に賃料を下げることができないビルもある。そういった物件で横行しているのが、「フリーレント」と呼ばれる手法だ。

フリーレントは一定期間の賃料を無料にする仕組みで、10年ほど前に始まったといわれる。当初は改装など工事期間中の入居企業の負担を軽減するための措置だった。しかし、「最近はキャンペーンなどと称して、企業を誘致する“呼び水”になっている」と、業界関係者は明かす。

その期間もかつては半年程度が一般的だったが、「今は1年から1年半など、実施期間が延びている。2年以上も実施した事例もあった」(前出の関係者)。賃料だけでなく、1坪当たり3500~5000円の共益費も無料にしてしまう「完全フリーレント」を実施するケースもある。」

フリーレントの会計処理(特に借り手側)については、契約どおりに処理すると、賃借しているのに費用が発生しない期間が生じるということで、問題にはなっていますが、正式に何かルールを決めたという話は聞きません。ASBJも、こういう細かい(しかも経団連が嫌がりそうな)テーマは、やらないのでしょう。

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