宗教法人・高野山真言宗の資産運用問題を調べた外部調査委員会が資産運用の損失額を当初の約6億9600万円から約17億円に訂正していたという記事。11日の会議で報告されたのだそうです。
「この問題では、宗会が2月26日、「資産運用資料に虚偽があった」などとして、当時の庄野光昭宗務総長の不信任案を可決。庄野氏は4月24日の臨時宗会で辞任した。その際、監査法人などでつくる外部調査委が、2010年3月期~13年3月期の運用取引で「損失額は6億9600万円。損失の隠蔽(いんぺい)などの形跡は発見できない」などとした調査報告書を提出し、承認された。
添田氏によると、5月9日に外部調査委が「集計ミスがあった」として、損失額を約17億円と訂正する文書を提出してきたという。・・・」
ミスがあったのはよくないことには違いありませんが、ミスを放置していたわけではなく、最初の報告書から2週間ほどで訂正した報告書を提出したわけですから、情状酌量の余地はあるのでは。むしろ、5月上旬に訂正の報告を受けておきながら、9月になるまで訂正の事実を公表しなかったというのが不思議な感じです。
宗務総長という役職の人物は、外部調査委に対して厳正な態度で臨むといっているそうです。そんなに重要なミスだと思ったのなら、訂正後すぐに公表すればよさそうなものです。
高野山真言宗など、お布施含む資産18億円損失(読売)
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