大証ヘラクレス上場の(株)アドテックスが、4月13日に東京地裁へ民事再生法を申請したという記事。
「約50億円の売り上げを見込んでいたジャパンワイヤレス(株)向けの事業において同社大株主である平成電電(株)が倒産したことなどから計画が頓挫、2005年同期の業績予想の下方修正を強いられていた」そうです。不良得意先に売上の相当部分を依存していたのが倒産の一因だったのかもしれません。
3月末には有価証券報告書提出遅延の発表もしています。
2004年12月期からゴーイングコンサーンの注記が付いており、2005年12月期も大幅赤字になっていたようですから、突然の倒産ではありません。ただ、2005年12月期の決算短信をみると、売上高が急減しているにもかかわらず、棚卸資産がほぼ前期と同じ金額(売上高58億円に対して約50億円)残っているのが気になります。
アドテックス「投資家の皆様へ」(民事再生法申請のプレスリリースはまだ出ていません)
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