会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例6件、うち大手の退任4件、準大手間交代1件など(5月24日)

最近の監査人交代事例です(5月24日発表分)。

1.ニッキ(東証スタンダード)

公認会計士等の異動に関するお知らせ

新日本→太陽有限責任監査法人、の交代です。

継続監査年数を踏まえ、当社の事業規模に見合った監査対応及び監査報酬の相当性について、複数の監査法人を比較検討」した結果とのことです。

現監査人の就任年は、1975 年です(「調査が著しく困難であったため、当社において調査可能な範囲の情報であり、実際の継続監査期間はその期間を超えている可能性があります。」)

2.ヒ ッ プ(東証スタンダード)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

新日本→アーク有限責任監査法人、の交代です。

「現会計監査人の継続監査年数が19年超と長期にわたること、並びに監査報酬が年々増加傾向にあったことから、当社に適した監査対応と監査報酬の相当性や会計監査の継続性の確保も含め、複数の監査法人を比較検討」した結果とのことです。

3.セブン工業(東証スタンダード)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

あずさ→かがやき監査法人、の交代です。

監査費用が増加傾向なのだそうです。



現監査人の就任年は、2005年です。

4.リ ボ ミ ッ ク(東証グロース)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

あずさ→監査法人保森会計事務所、の交代です。

継続監査年数監査報酬の相当性等を考慮し、複数の監査法人と比較検討を実施」した結果とのことです。

現監査人の就任年は、2008 年です(会社法監査の契約)。

5.那須電機鉄⼯(東証スタンダード)

会計監査⼈の異動に関するお知らせ

東陽監査法⼈ →太陽有限責任監査法⼈、の交代です。

「同法⼈による監査期間が 23 年と⻑期にわたっており、新たな視点での監査が必要な時期であること、並びに当社の事業規模に⾒合った監査対応及び監査費⽤の相当性を総合的に勘案した結果」とのことです。

6.明治機械(東証スタンダード)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

城南公認会計士共同事務所→城南監査法人、の交代です。

「城南公認会計士共同事務所を母体として城南監査法人が設立されたため」とのことです。そのほか、「監査報酬額が相当であること」などにもふれています。

監査人交代とは関係なさそうですが、こういう報道もありました。

プラント製造大手・明治機械で会計処理めぐり内紛勃発、会社側調査の中立性に残る疑問(2022年2月)(DOL)(記事の一部のみ)

「加えて日本コンベヤは、定時株主総会の質疑応答で、会社が21年3月期に計上した9億4100万円の工事損失引当金繰入額、工事遅延損害金、貸倒引当金繰入額及び棚卸し試算評価損について、計上の経緯について質問した。

この質問に対する答えが、現在の泥仕合につながる引き金となった。」

関連する開示資料。

臨時株主総会に関連するお知らせ

臨時株主総会招集通知
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