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当社連結子会社の不適切な会計処理に係る調査に関するお知らせ(大東建託)

当社連結子会社の不適切な会計処理に係る調査に関するお知らせ(PDFファイル)

大東建託(東証プライム)のプレスリリース。

社員が連結子会社において不適切な会計処理を行っていたことが判明したとのことです。

「当社は、2022年 4月 13日の管掌役員からの告発を契機として、当社社員による不適切な経費使用の疑いが発覚したことを受け、社内調査を進めてまいりました。調査は現在も継続中ですが、今般、調査チームからの経過報告を受け、適切な承認を経ない経費の使用 (約 50万円 )に加え、当該社員の関係する以下の不適切な会計処理が確認されました。

・当社連結子会社の未払金および未払費用の過大計上(2022年3月末時点で約569百万円)
・当社連結子会社の広告宣伝費等の不適切な支払い (2022年3月期に約162百万円)」

これだけでは、どのような目的の不正なのかがわかりません。「不適切な支払い」の方は、個人的な流用目的でしょうか。未払金・未払費用過大計上は、それだけでは、利益調整をしようとしたのか、それとも、今後過大な支払を行い、私的な利益を得ようとしたのか、よくわかりません。「本件が当社連結業績に及ぼす影響及び調査結果」などは、判明次第速やかに公表するようなので、そこでもう少し詳しい説明があるのでしょう。

外部専門家を入れて社内調査を継続中とのことです。

4月 13日に告発があったのに、4月28日に決算発表を行っているというのは気になります。
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