会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

国際会計基準の展望(上) 進む国際化 統一は必須(日経より)

国際会計基準の展望(上) 進む国際化 統一は必須
山田辰己あずさ監査法人理事・前国際会計基準審議会理事
(記事冒頭のみ)

1月14日の日経「経済教室」に前国際会計基準審議会理事の山田辰己氏が寄稿していました。「会計基準の統一は必須」というのが結論になっています。

IFRSの現状、米国や日本の動向などについてふれています。

IFRSについては、大きなプロジェクトとして、金融商品会計、収益認識、リース会計を簡単に解説しています。収益認識は「すべての企業が何らかの影響を受け、業種によっては会計実務の大きな変更になる」としています。リース会計も「大きな変更を伴う」そうです。

米国の動向については・・・

「米国が今後、IFRSを採用するかどうかに関しては、いくつかの選択肢が考えられる。日本と同じように任意適用を認めるか、または、米国基準による財務諸表の補足資料としての公開を認めるかのどちらかになる可能性が高いと考えられる。」

強制適用は想定外のようです。

日本の修正国際基準(JMIS)については・・・

「このこと(4つの基準の併存)への批判もあるが、いつかは収斂させるということであり、JMISが日本の主張を効率的に伝達するための方法ということであれば、過渡期の取り扱いとして、この複雑さを受け入れることは仕方ないかもしれない。」

消極的に認めるということのようです。

当サイトの関連記事(米国基準による財務諸表の補足資料としての公開を認める方法について)

連載の(下)は前ASBJ委員長の西川郁生氏によるのれん償却必要論でした。

国際会計基準の展望(下)
「のれん」処理、日本型は妥当 西川郁生 慶応義塾大学教授
(日経)
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