これによると、上場企業約3900社の07年8月以降の監査人交代を調べたところ、「あらた監査法人を含む準大手や中小への切り替えで、新日本、トーマツ、あずさの大手3社の担当社数は82社減り、シェアは74.5%から72.6%に低下した」そうです。
「最も変更件数が多かったのは最大手の新日本監査法人。9社を新たに担当した一方、担当社数が55社減り、46社の純減となった。」
こうした動きの背景には、監査費用増や「リスクが高そうな企業との契約継続を避ける傾向」があるといっています。
ただし、あらたは巨大会計事務所PWC傘下の監査法人なので、純粋な準大手というわけではないでしょう。あらたの数字を除いてみてみないと本当の傾向はわかりません。公認会計士・監査審査会による締め付けや、内部統制監査導入などにより、準大手や中小の監査法人は、監査がしづらくなっているような気もします。
記事の中で取り上げられていた変更例(PDFファイル)(監査費用の増加を理由としています。)
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