日本公認会計士協会が公表した監査・保証実務委員会研究報告第18号「監査時間の見積りに関する研究報告(以下、研究報告)」の改正版を取り上げたitproというサイトの記事。
IT関係のサイトだけあってIT全般統制の時間数について詳しくふれています。
「IT全般統制は、財務報告にかかわる情報システム自体の信頼性を確保するために整備・運用することをいう。研究報告では、IT全般統制の評価全体には合計450時間かかると見込んでいる。
450時間の内訳は、整備状況に関する監査時間が1基盤あたり65時間、運用状況に関する監査時間が同85時間、残りが全社的な監査チームとシステム監査部門との打ち合わせなどとしている。ここでいう基盤とは、オープン系サーバーやメインフレームといったハードウエアを指す。」
専門的な分野なのでよくわかりませんが、こんなものでしょうか。
IT全般統制というのは、具体的には、プログラム変更管理、アクセス管理、障害時対応などをいうようですが、財務諸表監査や内部統制監査(J-SOX)に関係するのは、財務報告にかかわる処理フローを支える部分だけです。450時間で企業のITシステム全部をみるわけではありません。
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