住友信託銀行が繰り越し欠損金が消えたため、大手行のトップを切って法人税の納付を13年ぶりに再開するという記事。
決算短信で損益計算書の税金のところを見ると、平成17年度は、税引き前利益1710億円に対し、法人税等50億円、法人税等調整額(要するに繰延税金資産の取り崩し)620億円で、純利益が1000億円でしたが、平成18年度は、税引き前利益1680億円に対し、法人税等600億円、法人税等調整額△10億円で、純利益1040億円となっています(税引き前が減益なのに、税引き後は若干増益になっているというのが芸術的です)。
過去に蓄積された税効果をムダにせずうまく使い切ったのでしょうか。
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