ロイヤル・ダッチ・シェルが、2020年4~6月期に最大220億ドルの減損損失を計上するという記事。
「資源の探査・掘削を担う上流から、精製や販売の下流まで、資産価値を全般に引き下げる。部門別の減損の内訳は統合ガスで80億~90億ドル、上流で40億~60億ドル、石油製品で30億~70億ドルとなる見込み。税引き前損益には最大270億ドルの悪影響が出る見通しだ。
減損は新型コロナウイルスの影響を踏まえて「中長期の価格や精製マージン(利幅)の見通しを引き下げた」(シェル)ため。原油価格の前提は、国際指標の北海ブレントで20年はこれまでの1バレル60ドルから35ドルに下方修正した。21年は40ドル、22年は50ドルと、それぞれ従来の60ドルから引き下げる。23年以降の長期は従来と同じ60ドルとした。」
シェル、コロナの影響で今四半期に最大220億ドルの減損処理(ロイター)
「シェルは、指標北海ブレント原油の平均価格について、2020年はバレルあたり60ドルから35ドルに、21年と22年は60ドルからそれぞれ40ドル、50ドルに引き下げた。長期価格見通しは60ドルとした。
長期精製利益率見通しを30%引き下げたほか、長期天然ガス価格を100万BTU(英熱量)当たり3ドルとした。」
会社のプレスリリース
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Shell second quarter 2020 update note
上記記事でいっている減損の関係は、Revised commodity price and margin outlook and impairmentsという項目で書かれているようです。
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