株主代表訴訟に関する適時開示の事例です。
1.オ ウ ケ イ ウ ェ イ ヴ(名証ネクスト)
株主代表訴訟に関するお知らせ(2023年5月2日)(PDFファイル)
「当社は、2022 年 10 月 20 日付「株主からの提訴請求について」にてお知らせしました通り、個人株主である、杉浦 元氏より提訴請求を受けました。その後、同年 12 月 16 日付「株主からの提訴請求に対する対応について」にてお知らせしました通り、提訴請求の受領より 60 日以内という期間内に提訴をすることについては、諸般の事情により、やむを得ず控えざるを得ないと判断いたしました。そのため、個人株主である杉浦氏が、旧経営陣によって行われた、Raging Bull 合同会社に対する運用委託が、後にポンジスキームであったことが明らかとなり、委託した全ての資金が回収できていないことから、旧経営陣に重大な善管注意義務違反ならびに任務懈怠があったものとして、損害額の 34 億 3459 万 7500 円に支払い済までの
年3分の利息を加えた金額の支払いを求め、株主代表訴訟を提起したものです。 」
訴えを起こした杉浦 元氏は、オウケイウェイヴの代表取締役社長です。
2.I T b o o k ホ ー ル デ ィ ン グ ス(東証グロース)
株主代表訴訟に関するお知らせ(2023年5月2日)(PDFファイル)
「3.訴えの概要
本件訴訟は、当社が 2022 年3月期決算において投資有価証券評価損として計上した1億 9,365 万円に関して、当時連結子会社であったアパレル事業を営む株式会社三鈴の譲渡先であり出資先であるアパテックジャパン株式会社の株価算定及び出資を実行した経営判断は、善管注意義務違反が認められるとして、被告に当社に対する同額の損害賠償及び遅延損害金の支払いを求めるものです。 」