冨山和彦氏から学生・社会人への大胆直言
学生やビジネスパーソンが会計的リテラシーを身に付けるノウハウを、経営共創基盤(IGPI)の冨山和彦CEOに聞いたインタビュー記事。
大企業の経営者に厳しいことをいっています。
「会計的リテラシーや財務的知識は、実は教養中の教養だ。人間が人間としてよりよく生きていくための、かなり根本的な技法の1つだ。
残念ながら、日本の経営者はこの部分の教養が足りない。まだ中小企業の社長は、1つのビジネスをやっているから、わかっている。銀行からカネを借りて、来月に給料を払えるかを心配し、バンバン仕入れたら、実は運転資金でカネがなくなるとか、売り上げが伸びているときのほうが資金繰りは危ないとか、経験しているので。
ところが、立派な会社にポンと入ったエリートのビジネスパーソンは、そうした実体験がない。...」
「会計についてはどうしても、ある一定程度のレベルのリテラシーがないと、考えるツール、いわば言葉を持てない。人間は言葉でものを考えるので、言葉がなければ、考えようがない。言葉を持っている人のほうが考えるスピードが速いから。いわば、二重苦だろう。言葉は持ってない、そこまで命を懸けて考える人間が、会社の中にほとんどいない。社長になって初めて気がつく人も多いんじゃないかな。」
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