京セラの稲盛和夫名誉会長が、日本航空の新しい会長に就任するという記事。
財界人の出した本などめったに読まないのですが、本棚を探してみるとたまたま文庫本で「稲盛和夫の実学-経営と会計」(1998年、文庫版は2000年発行)という本がありました。
まえがきにこういうことが書いてあります。
「真剣に経営に取り組もうとするなら、経営に関する数字は、すべていかなる操作も加えられない経営の実態をあらわす唯一の真実を示すものでなければならない。損益計算書や貸借対照表のすべての科目とその細目の数字も、誰から見ても、ひとつの間違いもない完璧なもの、会社の実態を100パーセント正しくあらわすものでなければならない。なぜなら、これらの数字は、飛行機の操縦席にあるコックピットのメーターの数値に匹敵するものであり、経営者をして目標にまで正しく到達させるためのインジケーターの役割を果たさなくてはならないからである。」
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信奉者多い経営哲学、小沢氏とも親交…稲盛次期CEOの実力は